金色BITTER
『金色BITTER』 | ||||
---|---|---|---|---|
ウカスカジー の EP | ||||
リリース | ||||
録音 | Higashi-Azabu Studio | |||
ジャンル | ||||
時間 | ||||
レーベル | トイズファクトリー | |||
プロデュース | ウカスカジー | |||
チャート最高順位 | ||||
| ||||
ウカスカジー アルバム 年表 | ||||
| ||||
ミュージックビデオ | ||||
「We are not afraid」 「時代」 - YouTube |
||||
ライブ映像 | ||||
「言葉」 (2021.08) 「Hi-Five」 (2019.09) 「雪物語」 (2022.01) - YouTube |
『金色BITTER』(きんいろビター)は、日本の音楽ユニット・ウカスカジーの配信限定ミニアルバム。2019年8月19日にトイズファクトリーより発売された[6]。
背景・音楽性
[編集]制作は2年以上前から、Mr.ChildrenやGAKU-MCソロとしての活動の合間を縫って行なわれた[7]。本作では全曲SUNNYが編曲を担当している。
これまでウカスカジーが発表してきた明るく元気な楽曲とは異なる、落ち着いた楽曲が多く収録されている[8]。本作について、GAKUは「ウカスカジーは、ふたりともサッカーが好きなので、日本代表の応援歌を作ったりとか、背中を押すような応援曲というのが今まで多かったんです。今回もそうなるのかなという思いで作業を始めたんですけど、意外と『光があるのは影があるおかげ』『ポジティブなのはネガティブがあるおかげ』という、そういう影の部分にもどんどんフォーカスしていくようになりました」と語っている[9]。
アルバムタイトルについても、GAKUが「甘いんですけど、ほろ苦さもちゃんとある、チョコレートみたいなタイトルになりました」と発言している[9]ように、本作の方向性を表したものになっている。
2021年12月1日に発売されたオリジナルアルバム『どんなことでも起こりうる』に本作の楽曲が全曲収録された[10]。
リリース・プロモーション
[編集]前作『Tシャツと私たち』以来およそ3年ぶりに発売されたアルバムで、ウカスカジーのアルバムとしては初となる配信限定でのリリースとなった。また、本作の発売と同時に過去の2枚のアルバムのダウンロード配信・ストリーミング配信も解禁されている[6]。
アートワーク
[編集]本作のアートディレクターは榮良太が担当[8]。ジャケットには金色のアルミ箔に包まれたコインチョコレートが使用されている[9]。また、本作がウカスカジー初となる週間チャート1位を獲得した[1][4]ことを記念して、本作のジャケットをモチーフにしたキーホルダーが販売された[11]。
ツアー
[編集]本作の発売日当日である8月19日から29日まで、5会場5公演に渡るホールツアー『ウカスカジー TOUR 2019 WE ARE NOT AFRAID!!』を開催[12]。本作の収録曲が全曲披露された[13]。また、本作発表と同時に、2019年9月29日に豊洲PITで同ツアーの追加公演が開催されることも発表された[6]。
バンドアミーゴ[注 1]として、SUNNY(キーボード・コーラス、バンドマスター)、設楽博臣(ギター)、藤谷一郎[注 2](ベース)、脇山広介(ドラム)が参加。計6人編成での演奏、パフォーマンスとなった。
追加公演となった2019年9月29日の豊洲PIT公演の模様は、映像作品『ウカスカジーの大冒険 〜TOUR "WE ARE NOT AFRAID!!"〜』に収録されている[14]ほか、2019年11月30日にBSスカパー! にて放送された[15]。
収録曲
[編集]- We are not afraid [3:35]
- ミュージック・ビデオが制作されており、2019年に開催されたライブツアー『ウカスカジー TOUR 2019 WE ARE NOT AFRAID!!』福岡サンパレスホテル&ホール公演で収録が行なわれた[16]。3テイク撮影が行なわれ、収録翌日にMIFAの公式YouTubeチャンネルで公開された。監督は稲垣哲朗 (KITE) が務めた[17]。
- 敗戦の夜に [4:43]
- 2018年に開催されたホールツアー『ウカスカジー TOUR 2018 日本のアンセム』で初披露された。
- Mr.Childrenの楽曲「天頂バス」の歌詞の一節が登場する。
- 言葉 [5:10]
- 「niko and ...」CMソング[18][19]。
- 『ウカスカジー TOUR 2018 日本のアンセム』で初披露された。
- Hi-Five [4:37]
- 雪物語 [4:42]
- 2017年に開催されたライブツアー『ウカスカジー ツアー2017 ポジティ部 VS グッジョ部』Zepp Sapporo公演中の「20分で曲を作ってみよう」というコーナー[注 3]で生まれた楽曲が元になっている[9]。
- 時代 [5:34]
- また会う日まで [4:15]
- ライブをイメージして制作された楽曲[13]。
参加ミュージシャン
[編集]- 桜井和寿:Vocal (#1 - #7), Chorus (#1 - #7)
- GAKU-MC:Rap (#1 - #7), Chorus (#1 - #7)
- SUNNY:Keyboards (#1 - #7), Programming (#1 - #7), Chorus (#2, #7)
- 設楽博臣:Electric Guitar (#2 - #7)
- 沼能友樹:Electric Guitar (#1), Acoustic Guitar (#2, #3, #6, #7)
- 藤谷一郎:Electric Bass (#2 - #7), Contrabass (#2, #6), Fretless Bass (#3)
- 山田 "Anthony" サトシ:Electric Bass (#1)
- 脇山広介:Drums (#2 - #7)
- 中畑大樹:Drums (#1)
- 川上鉄平:Trumpet (#3)
- 眉村ちあき:Chorus (#4)
ライブ映像作品
[編集]曲名 | 作品名 |
---|---|
We are not afraid | ウカスカジーの大冒険 〜TOUR "WE ARE NOT AFRAID!!"〜 |
ウカスカジーの夢工場 〜TOUR “アディショナルタイム”〜 | |
敗戦の夜に | ウカスカジーの大冒険 〜TOUR "WE ARE NOT AFRAID!!"〜 |
言葉 | ウカスカジーの大冒険 〜TOUR "WE ARE NOT AFRAID!!"〜 |
ウカスカジーの夢工場 〜TOUR “アディショナルタイム”〜 | |
Hi-Five | ウカスカジーの大冒険 〜TOUR "WE ARE NOT AFRAID!!"〜 |
雪物語 | ウカスカジーの大冒険 〜TOUR "WE ARE NOT AFRAID!!"〜 |
ウカスカジーの夢工場 〜TOUR “アディショナルタイム”〜 | |
時代 | ウカスカジーの大冒険 〜TOUR "WE ARE NOT AFRAID!!"〜 |
ウカスカジーの夢工場 〜TOUR “アディショナルタイム”〜 | |
また会う日まで | ウカスカジーの大冒険 〜TOUR "WE ARE NOT AFRAID!!"〜 |
脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ a b “桜井和寿とGAKU-MCによるウカスカジー、初のデジタルランキング1位【オリコンランキング】”. ORICON NEWS. オリコン (2019年8月28日). 2020年4月27日閲覧。
- ^ “オリコン週間 合算アルバムランキング 2019年08月19日~2019年08月25日”. ORICON NEWS. オリコン. 2019年8月28日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年6月27日閲覧。
- ^ “【ビルボード】嵐ベスト『5×20 All the BEST!! 1999-2019』が7週ぶり総合アルバム首位 テイラー・スウィフトは初トップ3入り”. Billboard JAPAN. 阪神コンテンツリンク (2019年8月28日). 2021年11月2日閲覧。
- ^ a b “【ビルボード】ウカスカジー『金色BITTER』が8,279DLでダウンロードAL首位 全米で最も売れたテイラー『ラヴァー』は2位に”. Billboard JAPAN. 阪神コンテンツリンク (2019年8月28日). 2021年11月2日閲覧。
- ^ “Billboard Japan Top Download Albums Year End | Charts”. Billboard JAPAN. 阪神コンテンツリンク. 2022年6月27日閲覧。
- ^ a b c “ウカスカジーが8月にミニアルバム「金色BITTER」配信、全国ツアーに東京公演追加”. 音楽ナタリー. ナターシャ (2019年7月26日). 2020年4月27日閲覧。
- ^ GAKU-MC (2019年7月27日). “2019夏!ウカスカジーの季節です!”. GAKU-MCオフィシャルブログ「ガク問ノススメ」 Powered by Ameba. サイバーエージェント. 2021年11月2日閲覧。
- ^ a b “ウカスカジー 配信限定ミニアルバム『金色BITTER』2019.08.19 リリース決定!”. MIFA (2019年8月19日). 2020年11月27日閲覧。
- ^ a b c d e かわむらあみり (2019年9月11日). “GAKU-MC、「ウカスカジー」のニューアルバム創作秘話”. an・an web. マガジンハウス. 2021年1月18日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年11月29日閲覧。
- ^ “ウカスカジー5年半ぶりアルバムは「どんなことでも起こりうる」、ホールツアーも決定”. 音楽ナタリー. ナターシャ (2021年8月14日). 2023年6月16日閲覧。
- ^ “ウカスカジーを限定ミニアルバム 『金色BITTER』記念キーホルダー!”. MIFA (2019年9月26日). 2021年11月2日閲覧。
- ^ “ウカスカジー、新曲携え5都市でホールツアー”. 音楽ナタリー. ナターシャ (2019年6月9日). 2020年4月27日閲覧。
- ^ a b “ウカスカジーTOUR 2019 WE ARE NOT AFRAID!!追加公演ライブレポート”. MIFA (2019年10月28日). 2021年12月1日閲覧。
- ^ “ウカスカジーの大冒険を追う“ライブ&トラベルムービー”6月リリース”. 音楽ナタリー. ナターシャ (2020年5月15日). 2023年6月16日閲覧。
- ^ “ウカスカジー全国ツアーファイナル、BSスカパー!で放送”. 音楽ナタリー. ナターシャ (2019年10月17日). 2022年6月27日閲覧。
- ^ “ウカスカジー「We are not afraid」MVに昨日の福岡ライブ映像”. 音楽ナタリー. ナターシャ (2019年8月20日). 2020年4月27日閲覧。
- ^ “ウカスカジー「We are not afraid」Music Video”. KITE inc.. 2024年1月2日閲覧。
- ^ “ウカスカジー、菅田将暉×小松菜奈「niko and...」の新ムービーを新曲で彩る”. 音楽ナタリー. ナターシャ (2019年3月8日). 2020年11月27日閲覧。
- ^ “ウカスカジー×菅田将暉×小松菜奈の「niko and...」新作ムービー公開”. 音楽ナタリー. ナターシャ (2019年9月11日). 2020年11月27日閲覧。
- ^ 大窪由香 2018, p. 44.
- ^ “ウカスカジー「時代」Music Video完成!”. MIFA (2019年9月28日). 2020年11月27日閲覧。
- ^ “ウカスカジー“時代”をたどる新曲MV公開、桜井和寿&GAKU-MCの過去写真も”. 音楽ナタリー. ナターシャ (2019年9月28日). 2020年4月27日閲覧。
参考文献
[編集]- 大窪由香「ARTIST INTERVIEW ウカスカジー (GAKU-MC)」『別冊カドカワ 総力特集 ap bank fes '18』第751巻、KADOKAWA、2018年9月13日、44頁、ISBN 978-4-04-896400-5。
外部リンク
[編集]- 公式サイト
- ミュージック・ビデオ
- ライブ映像
- 歌詞
- インタビュー
- GAKU-MC、「ウカスカジー」のニューアルバム創作秘話 - an・an web(アーカイブ)
- コメント
- 2019夏!ウカスカジーの季節です! - GAKU-MCオフィシャルブログ「ガク問ノススメ」 Powered by Ameba