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角晃多

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
角 晃多
ロッテ時代(2011年)
基本情報
国籍 日本の旗 日本
出身地 神奈川県横浜市
生年月日 (1991-01-13) 1991年1月13日(33歳)
身長
体重
168 cm
74 kg
選手情報
投球・打席 右投左打
ポジション 二塁手
プロ入り 2008年 育成選手ドラフト3位
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)
選手歴
監督・コーチ歴
  • 武蔵ヒートベアーズ
    埼玉武蔵ヒートベアーズ(2016 - 2022)

角 晃多(すみ こうた、1991年1月13日 - )は、神奈川県横浜市出身の元プロ野球選手内野手、右投左打)・野球指導者・実業家。2021年12月よりベースボール・チャレンジ・リーグ埼玉武蔵ヒートベアーズ球団社長を務める。実父は元プロ野球選手の角盈男。兄は元プロ野球選手の角一晃

経歴

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プロ入り前

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高校時代は東海大相模で4番打者として活躍し、通算36本塁打を記録した[1]。しかし2007年、2008年と2年連続で神奈川大会決勝で敗れ甲子園には出場できなかった。特に2008年の決勝では3番を打っていた大田泰示が敬遠されて迎えた2度のサヨナラのチャンスでいずれもピッチャーゴロに倒れ、さらに3点を勝ち越された13回裏にも2死1、3塁のチャンスで凡退し最後の打者となってしまう。

2008年10月5日に行われた千葉ロッテマリーンズの入団テストで2次テストまで進み[1]、10月30日のドラフト会議でロッテから育成選手3位で指名された。

ロッテ時代

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2011年5月11日に発表されたイースタン・リーグ3・4月度月間MVPを受賞。2番打者として8試合の複数安打を記録、打率・安打数が共にリーグ2位を評価されての事だった。支配下登録前の育成選手としての受賞は両リーグ初である[2]

2012年7月30日、球団から支配下選手登録が発表された。それに伴い、背番号も69に変更された[3]

しかし一度も一軍昇格することなく2014年10月5日に球団から戦力外通告を受けた[4]。12月2日、自由契約公示された[5]

2015年1月17日、BCリーグの武蔵ヒートベアーズ(現・埼玉武蔵ヒートベアーズ)へ入団することが発表された[6]

独立リーグ・武蔵(埼玉)時代

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2015年は主に二塁手として73試合に出場し、シーズン途中からはキャプテンに就任した。2015シーズンのベストナインを二塁手として受賞[7]

2016年3月12日、野手コーチ補佐に就任[8]。11月12日の12球団合同トライアウトに参加、4打数2安打1三振(2四球)という内容だった[9]

2017年11月15日、シーズン限りでの現役引退と、2018年シーズンからの監督就任が発表された[10]。リーグでは初の20代の監督となる[11]。11月30日に就任記者会見を開き、発足以来低迷するチーム状況を踏まえて、「勝つこと、順位にこだわっていきたい」と述べた[11]

監督就任4シーズン目となる2021年にチーム史上初となる地区優勝を達成した(リーグ優勝を決めるプレーオフは準決勝で敗退)[12]。同年12月9日、球団社長に就任[13]

2022年シーズン終了後の12月14日、埼玉の監督を退任することが発表された[14]

選手としての特徴・人物

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走攻守に定評のある二塁手[15]

父・盈男からはプロ入り時に「現役引退に苦手だった若松さんのような打者になって欲しい」とエールが送られている[15]

詳細情報

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年度別打撃成績

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  • 一軍公式戦出場なし

独立リーグでの打撃成績

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O
P
S
2015 武蔵 73 271 39 90 26 3 2 40 25 25 3 1 2 10 23 12 .332 .392 .587 .979
2016 67 253 41 86 14 6 4 41 25 21 4 0 2 6 8 3 .340 .396 .490 .886
2017 27 73 9 10 2 1 0 5 19 4 2 0 0 1 0 1 .137 .203 .192 .394
通算:3年 167 597 89 186 42 10 6 86 69 50 9 1 4 17 31 16 .312 .371 .446 .817
  • 各年度の赤太字はリーグ歴代最高、太字はリーグ最高

背番号

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  • 129 (2009年 - 2012年途中)
  • 69 (2012年途中 - 2014年)
  • 6 (2015年 - 2017年)
  • 11 (2018年)
  • 77 (2019年 - 2022年)

脚注

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  1. ^ a b 角氏次男晃多二塁手ロッテ1次テスト突破”. 日刊スポーツ. 2008年11月19日閲覧。
  2. ^ 元巨人・角投手の次男、ロッテ二軍で月間MVP”. 読売新聞 (2011年6月2日). 2011年6月3日閲覧。[リンク切れ]
  3. ^ 角選手の支配下選手登録について”. 千葉ロッテマリーンズ (2012年7月30日). 2012年7月30日閲覧。
  4. ^ 来季契約についてロッテ球団公式サイト2014年10月5日配信
  5. ^ 2014年度 自由契約選手 日本野球機構オフィシャルサイト 2014年12月5日閲覧。
  6. ^ 新入団選手のお知らせ球団公式サイト2015年1月17日配信
  7. ^ 2015シーズンMVP・ベストナイン・最優秀監督発表BCリーグ公式サイト2015年11月28日配信
  8. ^ 角晃多選手、野手コーチ補佐就任のお知らせ球団公式サイト2016年3月12日配信
  9. ^ “65人が参加/12球団合同トライアウト詳細”. 日刊スポーツ. (2016年11月12日). https://www.nikkansports.com/baseball/news/1736002.html 2016年11月13日閲覧。 
  10. ^ 武蔵ヒートベアーズ新監督就任のお知らせ (PDF) - 武蔵ヒートベアーズ(2017年11月15日、熊谷市ウェブサイト)
  11. ^ a b “勝ち・順位にこだわり ヒートベアーズ、角監督が就任”. 産経新聞. (2017年12月1日). https://www.sankei.com/article/20171201-EAW4SEXDCRNY7OKNNZL2LQL5A4/ 2017年12月2日閲覧。 
  12. ^ “埼玉武蔵ヒートベアーズ悲願の初優勝”. 読売新聞. (2021年9月24日). https://www.saihokuyomiuri.co.jp/news/2021/09/09_24_02.html 2021年10月9日閲覧。 
  13. ^ 代表取締役社長交代のお知らせ埼玉武蔵ヒートベアーズ 2021年12月13日
  14. ^ 角晃多監督退任のお知らせ - 埼玉武蔵ヒートベアーズ(2022年12月14日)2022年12月14日閲覧。
  15. ^ a b 角盈男氏の息子・晃多が育成枠で指名 - スポニチ Sponichi Annex 野球”. スポニチ Sponichi Annex. 2024年1月22日閲覧。

関連項目

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外部リンク

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