コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

月刊ドラゴンジュニア

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

月刊ドラゴンジュニア』(げっかんドラゴンジュニア)は、富士見書房(当時、角川書店富士見営業部)が1997年から2003年まで発行していた漫画雑誌雑誌コード13475、通巻73号。

概要

[編集]

月刊コミックドラゴン』の姉妹誌として1997年7月26日に創刊。コミックドラゴンが富士見ファンタジア文庫から刊行されているライトノベル作品の漫画化が中心であったのに対し『月刊コロコロコミック』(小学館)や『コミックボンボン』(講談社)などのホビー戦略を採り入れた構成になっていた。ブロッコリー関連の連載が多いのも特徴で、現在に至るまで掲載誌を転々と移動している「ギャラクシーエンジェル」(かなん)の連載が開始されたのも本誌である。また、本誌の増刊号として『4コマモンスターちびどら』が2001年に発行されていた。別冊のふろく小冊子として『モンコレドラゴン』が発行されており、モンスターコレクションを中心にテーブルゲーム等のホビー情報を載せていた。

アクエリアンエイジやメイジナイトといったゲームをプレイする題材の連載もされていたのも特徴の一つとしてあげられる。

2003年にコミックドラゴンと統合され『月刊ドラゴンエイジ』となり、同年4月号を以て廃刊。

主な連載作品

[編集]

ドラゴンエイジへ移行

[編集]

本誌で完結

[編集]

カドカワコミックス・ドラゴンJr.

[編集]

本誌掲載作品の単行本はカドカワコミックス・ドラゴンJr.(カドカワコミックス・ドラゴンジュニア、Kadokawa Comics Dragon Jr.)より刊行されていた。B6判。

本誌が兄弟誌の『月刊コミックドラゴン』と統合され『月刊ドラゴンエイジ』となって以降もレーベル名のみ残る形となった。この名称を引き継いだ背景には『月刊コミックドラゴン』のレーベル・ドラゴンコミックスは基本サイズがA5判であるのに対し、B6判であることからサイズ的に「Jr.」であると言う意味も付加されている。またサイズダウンに伴う低価格化により低年齢層(ジュニア層)にも購入しやすいドラゴンコミックスという意味もある。単行本に付される番号は「KCJ-X-Y」で「X」に作者番号・「Y」にその作者の刊行点数を表していた[1]

当社は2005年に再分社した後も自社ではコミックスを発売せず角川書店(2007年以降は角川グループパブリッシング)の発売となっていた。しかし2009年12月9日発売分から新レーベル「ドラゴンコミックスエイジ」を創刊し、続刊も全て新レーベルへ移行したことにより「ドラゴンJr.」の名称は名実共に消滅した。

脚注

[編集]
  1. ^ いのうえ空ゼロイン」1巻の場合は「KCJ-33-7」。