親衛隊少尉
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親衛隊少尉とは(しんえいたいしょうい)とはナチス・ドイツ親衛隊(SS)の階級SS-Untersturmführer の訳語の一つである。英米の研究書では訳さず原文を用いるが、敢えて訳す場合には陸軍の階級呼称を利用して SS-Second Lieutenant と訳される。日本語では逐語訳し親衛隊下級突撃隊指揮官、SS小隊長と訳される場合があるが、実際に突撃隊でもなく、小隊を指揮する指揮官でない場合が多く、表意文字文化に慣れた読者を混乱させる。またドイツでも最近の研究書では陸軍の階級呼称を併記している。当時のドイツには10万名もの親衛隊少尉がいたと言われる。
親衛隊特務曹長(SS-Sturmscharführer)の上、親衛隊中尉(SS-Obersturmführer)の下に位置する。
Untersturmführer は親衛隊(SS)のみで使われた階級であり、それ以外のナチ党組織ではSturmführerを用いた。たとえば突撃隊(SA)ではSA-Sturmführer(突撃隊少尉)、国家社会主義自動車隊(NSKK)ではNSKK-Sturmführer(国家社会主義自動車隊少尉)といった具合である。 また親衛隊も1934年以前はSS-Sturmführerを使っていた。
階級章
[編集]-
襟章
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肩章
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迷彩服の階級章
知られている親衛隊少尉
[編集]- クルト・フランツ … トレブリンカ強制収容所所長。
- ヨハン・ニーマン … ソビボル強制収容所副所長。ソビボル囚人の大脱走の際に殺害された。
- ユリウス・フィール … テレージエンシュタット強制収容所の看守。戦後は記者として活躍していたが、親衛隊員として同収容所でユダヤ人収容者7人を殺害していた過去が暴露され、2001年に懲役12年の判決を受けた。02年83歳で死去。