西田太一郎
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人物情報 | |
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生誕 |
1910年??月??日 日本大阪府大阪市 |
死没 | 1982年2月3日 (72歳没) |
出身校 | 京都帝国大学 |
学問 | |
研究分野 | 東洋哲学・東洋学・漢学 |
研究機関 |
京都大学 京都外国語大学 |
学位 | 法学博士 |
西田 太一郎(にしだ たいちろう、1910年(明治43年) - 1982年(昭和57年)2月3日)は、日本の中国哲学者、法制史家。法学博士。京都大学名誉教授。第三高等学校、京都外国語大学教授。角川書店『新字源』編者の一人。
経歴
[編集]1910年、大阪府大阪市生まれ。1935年(昭和10年)、京都帝国大学文学部哲学科を卒業。大学では中国社会思想史および中国法制史を専攻した。
大学卒業後は、第三高等学校、京都大学に勤務。1962年(昭和37年)に「中国刑法史研究」を京都大学に提出して法学博士号を取得。1974年に定年退官し、名誉教授となった。その後も京都外国語大学教授として教鞭をとった。
業績
[編集]中国思想史、中国法制史を専攻、『世界古典文学全集』『日本思想大系』等の訳注を担当した。
漢文教育者としても活躍し、高校漢文教科書、漢和辞典の編纂などを行った。その成果として『漢文法要説』、『漢文入門』(小川環樹と共著)、『漢文の語法』、『新字源』(共編著)がある。
著作
[編集]単著
[編集]- 『漢文法要説』(東門書房、1948年/改訂版 朋友書店、1997年)
- 『中国刑法史研究』(岩波書店、1974年)
- 『漢文の語法』(角川書店〈角川小辞典〉、1980年)
共編著
[編集]- 小川環樹と共著『漢文入門』(岩波書店〈岩波全書〉、1957年)、のち新版
- 責任編集『日本の思想 第17巻 藤原惺窩・中江藤樹・熊沢蕃山・山崎闇斎・山鹿素行・山県大弐集』(筑摩書房、1970年)
- 小川環樹・赤塚忠と共編『新字源』(角川書店、1973年)、のち新版多数
校註・訳註
[編集]- 袁采『袁氏世範』(創元社〈創元支那叢書〉、1941年)
- 黄宗羲『明夷待訪録 中国近代思想の萌芽』(平凡社東洋文庫、1964年)
- 管仲「管子」『世界古典文学全集19 諸子百家』(筑摩書房、1965年)
- 荻生徂徠「弁道」「弁名」「学則」『日本思想大系36 荻生徂徠』(校注、岩波書店、1973年)
- 荻生徂徠「蘐園随筆」『荻生徂徠全集 第17巻』(編者代表、みすず書房、1976年)
- 吉田松陰『日本思想大系54 吉田松陰』(共著、岩波書店、1978年)