西田吾郎
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西田 吾郎(にしだ ごろう、1943年9月18日[1] - 2014年6月2日)は、日本の数学者。京都大学名誉教授。専門は代数的位相幾何学である。大阪府出身。
人物
[編集]- 大阪府立高津高等学校を経て京都大学理学部を卒業した。
- 京都大学大学院理学研究科教授を務めるが、ホモトピー論の権威であり、全国の関連シンポジュームやセミナーに出席し、専門著書もある。
- 1979年、「球面ホモトピー群の研究」にて、日本数学会の会員で毎年40歳未満の優れた業績をあげた数学者に贈られる彌永賞を受賞。
- 文部科学省の科学研究費基盤研究(B)(2)代表を務めた。
- 2006年4月、京都大学 高等教育研究開発推進機構長・副学長に就任(任期は1年)。
- 2007年2月、京都大学 人間・環境学研究科からパソコンが盗まれ、個人情報が流出した事件では各教員に対し、高等教育研究開発推進機構長名で注意を促した。
- 国立大学の入試問題では、大阪高等学校数学教育会の 2004年度春季大学入試連絡協議会の委員や2007年国立大学協会の入試委員を務め、従来の国立大入試について前期、後期の2回受験方式を1回受験方式に改める推進をした。京大・入学者選抜方法研究委員会の委員長も務めた。
- 趣味として囲碁(4段)を楽しみ、京都大学囲碁部の顧問でもある。
- 2014年6月2日午後0時4分、敗血症性ショックにより京都市左京区の病院で死去した[2]。70歳没[2]。同日付で正四位・瑞宝中綬章を追贈された[3]。
著書
[編集]- ホモトピー論(共立出版)
脚注
[編集]- ^ 『現代物故者事典2012~2014』(日外アソシエーツ、2015年)p.442
- ^ a b “西田吾郎氏死去(京都大名誉教授・代数トポロジー、京都大元副学長)”. 時事通信. (2014年6月3日) 2014年6月3日閲覧。
- ^ 平成26年度閣議決定分 叙位の発令について(京都大学)