西尾孔志
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にしお ひろし 西尾 孔志 | |
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生年月日 | 1974年 |
出生地 | 日本 大阪府 |
職業 | 映画監督 |
ジャンル | 映画 |
西尾 孔志(にしお ひろし、1974年[1] - )は、日本の映画監督[2]。
経歴
[編集]大阪府出身[3]。大阪府立大手前高等学校を経て[4]、KYOTO映画塾を卒業。時代劇の撮影所で見習いスタッフとして働くが、自主制作映画監督を志し、ビジュアルアーツ専門学校の夜間部に入り直す[5]。同期に俳優の宇野祥平がいる[5]。2003年の自主制作映画『ナショナルアンセム』が審査員であった黒沢清に評価され、2005年、シネアスト・オーガニゼーション大阪(略称CO2)の助成対象監督に選ばれる。助成を得て監督した『おちょんちゃんの愛と冒険と革命』で第1回CO2のグランプリ(大阪市長賞)を受賞[6]。その後、CO2の運営サイドに入り、映画祭ディレクターを務め、石井裕也・横浜聡子・三宅唱などの自主映画監督時代をサポートした[7]。
2013年、平田満を主演に迎えてロビン西の同名漫画を実写映画化した『ソウル・フラワー・トレイン』で商業映画デビュー[8]。新世代のポップな人情喜劇として評価を得て、翌年のおおさかシネマフェスティバルにて新人監督賞を受賞した[9]。2014年、MOOSIC LAB参加作品として劇団子供鉅人主催の益山貴司と共同監督で『キッチン・ドライブ』を発表。2016年、黄川田将也を主演に迎えた監督作品『函館珈琲』が公開[10]。2020年、宮崎大祐監督作品『VIDEOPHOBIA』にプロデューサーとして参加。2023年、監督作品『輝け星くず』が公開された。
映画監督以外の活動に、大学や専門学校での講師や、京都ヒストリカ国際映画祭の企画ディレクター、MBTみんなで守るいのちの映画祭の運営委員を務めている。
フィルモグラフィー
[編集]長編映画
[編集]- ナショナルアンセム(2003年) 自主制作映画
- おちょんちゃんの愛と冒険と革命(2005年) 自主制作映画
- ソウル・フラワー・トレイン(2013年)
- キッチン・ドライブ(2014年)
- 函館珈琲(2016年)
- 一陽来復(2017年) - 構成
- VIDEOPHOBIA(2019年) - プロデューサー
- スモールタウン、スモールハウス(2023年)
- 輝け星くず(2024年)
短編・中編映画
[編集]- ループゾンビ(2005年) 自主制作映画
- アカシック・レコード(2006年) 自主制作映画
- 美しい手を汚す(2009年) 自主制作映画
- ゆかちゃんの愛した時代(2020年) - プロデューサー
テレビドラマ
[編集]- #セルおつ(2017年) - 脚本
ミュージックビデオほか
[編集]- 少年ナイフ「Osaka Rock City」(2013年)
- UR都市機構西日本支社「カリグラシTV」シリーズ(2015〜2019年)
- Azumi「Carnival」(2016年)
脚注
[編集]- ^ “大阪発ポップな人情喜劇 映画「ソウル・フラワー・トレイン」に高評価”. スポーツニッポン (2013年9月20日). 2013年12月30日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年1月31日閲覧。
- ^ “大阪3監督対談「3人の監督にとっての大阪、関西」『Fly Me to Minami 恋するミナミ』リム・カーワイ監督×『SAVE THE CLUB NOON』宮本杜朗監督×『ソウル・ フラワー・トレイン』西尾孔志監督”. ぴあ関西版WEB (2013年12月27日). 2014年8月10日閲覧。
- ^ “日曜インタビュー - 大阪下町のファンタジー”. 大阪日日新聞 (2014年1月12日). 2014年8月10日閲覧。
- ^ “「映像《読み書き》教室 ~映像をつくりたい人へのヒント~」 - WEB金蘭会”. 2020年10月6日閲覧。
- ^ a b “関西インディーズ界の裏番長がついに姿を現す!UPLINKニューディレクターズシリーズに西尾孔志監督登場”. web DICE (2010年1月20日). 2014年8月10日閲覧。
- ^ “映画館を出ると無性に家族に会いたくなる!大阪発の人情ファンタジー映画『ソウル・フラワー・トレイン』西尾孔志監督インタビュー”. CINEMA TOPICS ONLINE (2013年9月23日). 2014年8月12日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年8月10日閲覧。
- ^ “シネアスト・オーガニゼーション・大阪エキシビション 西尾孔志インタビュー”. 映画芸術 (2008年5月5日). 2014年8月12日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年8月10日閲覧。
- ^ “関西の鬼才・西尾孔志監督、平田満主演の人情喜劇で商業映画デビュー!”. 映画.com (2013年9月1日). 2014年8月10日閲覧。
- ^ “おおさかシネマフェスティバル2014 - ベストテン結果”. おおさかシネマフェスティバル (2014年3月16日). 2014年8月10日閲覧。
- ^ “函館港イルミナシオン映画祭シナリオ大賞受賞作が映画化、主演は黄川田将也”. 映画ナタリー. (2016年7月5日) 2016年7月5日閲覧。