血糊
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血糊(ちのり)とは、演劇などの舞台芸術や医療現場で出血表現に用いられる血に似た小道具である[1][2]。もしくは、接着剤の糊のように粘性をもつ血のことであるが、ここでは小道具を説明する[1]。
日本の歌舞伎などでは、紅色の染料にうどん粉などを入れた血紅・糊紅(のりべに)[3][4]、卵の殻に小さな穴をあけて血紅を入れた卵紅[5]などが使用された。
白黒映画の時代にはチョコレート・シロップが出血表現に使用された[6]。
1981年の映画『死霊のはらわた』では、コーンスターチ、食用着色料、インスタントコーヒーが使用された[7]。出血表現のために、注射で圧力をかけて噴出させるなども行われる[7]。
出典
[編集]- ^ a b 「血糊」 。コトバンクより2023年3月21日閲覧。
- ^ Nast, Condé (2004年5月17日). “特殊メイクによる「生々しい傷」、救急訓練の現場で活躍”. WIRED.jp. 2023年3月21日閲覧。
- ^ 「血紅」 。コトバンクより2023年3月21日閲覧。
- ^ 「血紅・糊紅」 。コトバンクより2023年3月21日閲覧。
- ^ 「卵紅」 。コトバンクより2023年3月21日閲覧。
- ^ Seckel, Al. Masters of Deception: Escher, Dali & the Artists of Optical Illusion. Sterling Publishing Co., Inc. p. 200. ISBN 1-4027-0577-8. Retrieved May 23, 2006.
- ^ a b Multimedia Publications “Hollywood Tricks of the Trade” New York; Gallery Books, 1986 p.128-148
関連項目
[編集]- 特殊メイク
- ガンエフェクト
- 暴力シーン ‐ 流血表現(ゴアなど)などが多いシーンなど。
- コンピュータゲームのレイティングシステム、映画のレイティングシステム - 出血の描写などで年齢制限がかけられる。
外部リンク
[編集]- Blood Recipes at the Wayback Machine (archived 12 April 2016) - 血糊の作り方