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虹から虹へ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
『虹から虹へ』
ヒカシュースタジオ・アルバム
リリース
録音 1714studio
IGO studio
ジャンル ロック即興音楽
時間
レーベル MAKIGAMI RECORDS
プロデュース 巻上公一
ヒカシュー アルバム 年表
なりやまず
2020年
虹から虹へ
2021年
雲をあやつる
2023年
テンプレートを表示

虹から虹へ(にじからにじへ)』は、ヒカシューの17枚目のアルバム2021年12月8日にMAKIGAMI RECORDSより発売。

制作時期は前作の『なりやまず』よりも前である[1]。ジャケットは、逆柱いみりによる虫の絵。

収録曲

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全作詩:巻上公一

  1. 大らかな予感(Vague Premonition)
    • 作曲:巻上公一
  2. LA LA WHAT
    • 作曲:三田超人
  3. チンピーシーとランデヴー(Chim-pi-si and Rendezvous)
    • 作曲:坂出雅海
  4. 人生の嘘(The Lie of Life)
    • 作曲:ヒカシュー
  5. 東京辺りで幽体離脱(Astral projection around Tokyo)
    • 作曲:三田超人
  6. とびむしのごちそう(Flying insect feast(Geosmin))
    • 作曲:ヒカシュー
  7. 残念なブルース(Unfortunate Blues)
    • 作曲:三田超人
  8. 夢見ているかい?(Are you dreaming?)
    • 作曲:坂出雅海
  9. 濃厚な虹を跨ぐ(Straddle a Thick Rainbow)
    • 作曲:ヒカシュー
  10. 門外不出(Hidden Treasures)
    • 作曲:坂出雅海
  11. 又々木の股から(Born from the crotch of a tree(Lost sense of humanity))
    • 作曲:ヒカシュー

楽曲解説

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特記事項なき限り、出典は動画「ヒカシュー『虹から虹へ』を聞く」。

LA LA WHAT

うわさの人類』のデモテープ制作時に作られた曲。三田超人が同名の詩をもとに曲を作り、巻上公一はそれに合わせて詩を書き直した。

チンピーシーとランデヴー

坂出雅海曰く、「間奏部分はまだアレンジが終わっていなかったが、三田超人のギターによって道が開けた」という。

大らかな予感
人生の嘘

上記の二曲はインストだが、歌詞カードには詩が書いてある。

東京辺りで幽体離脱

纐纈雅代のサックスの録音はリモートで行われたが、巻上公一はヘッドフォンをしておらず、サックスの音しか聞いていないのにOKを出した。

とびむしのごちそう

巻上公一は、「三田超人のギターがかっこいい」と評価したが、三田超人本人は「この曲を演奏していた時はなにも覚えていない」という。歌詞カードには書き取りがある。

残念なブルース

巻上公一は、「ブルースの詩を書こうとしたが、ブルースは当時の黒人の生活から生まれたものであるから、そんな詩は書けない」と言った。

夢見ているかい?

最後の部分は、坂出雅海曰く、「清水一登のキーボードが面白いのでどこで切ればいいのか分からなかった」らしい。

門外不出

メロトロンの音が入っている。イギルというトゥバ共和国の楽器が使われている。巻上公一は、「日本とシベリア、いろんな地域をつなげる歌を作りたかった」と語った。

又々木の股から

スタジオに入って一番最初に録音した曲。

参加ミュージシャン

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ヒカシュー
ゲスト

脚注

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出典

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  1. ^ 株式会社ワークルーム (2021年5月14日). “【インタビュー】巻上公一 ヴォーカリスト(ヒカシュー) その6/6 最終回”. 花形文化通信. 2024年12月4日閲覧。