虚無主義 (倫理)
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倫理学でいう虚無主義(きょむしゅぎ、英: moral nihilism)は、正邪、善悪、道徳・倫理(規範)といったものは存在しないとする立場である。絶対主義や相対主義と対立する。また、同じような立場の思想にニヒリズムがある。
プラトーンの『国家』に出てくるソフィストであるトラスュマコス (Θρασύμαχος) の態度が虚無主義に近い。また情動主義は「○○が正しい」という文は感情的な主張を意味するという説を唱える立場で、倫理そのものを否定する虚無主義とは異なる。
参考文献
[編集]- 西部邁 『虚無の構造』 飛鳥新社、1999年。ISBN 9784870313668。
- 頼藤和寛 『人みな骨になるならば―虚無から始める人生論』 時事通信社、2000年。ISBN 9784788700765。