藪内芳彦
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藪内 芳彦(やぶうち よしひこ、1912年2月8日[1] - 1980年3月13日[2])は、人文地理学者。
経歴
[編集]和歌山県生まれ。1935年京都帝国大学文学部地理学科卒。和歌山師範学校教授、和歌山大学教育学部助教授、金沢大学法文学部助教授、教授、大阪市立大学教授[3]。1976年定年退官、名誉教授、関西大学教授。ポリネシアの島嶼などを研究した。
1962年京都大学で文学博士。論文の題は「漁村の生態 : 人物地理学的研究」[4]。
著書
[編集]- 『和歌山県新誌』郷土新書 日本書院 1951
- 『漁村の生態 人文地理学的立場』古今書院 1958
- 『トンガ王国探検記』角川新書 1963
- 『ポリネシア 家族・土地・住居』大明堂 1967
- 『東南アジアの漂海民 漂海民と杭上家屋民』古今書院 リージョナル・ブックス 1969
- 『島 その社会地理』朝倉書店 現代地理学シリーズ 1972
- 『社会地理学論争 人文地理学の広場』古今書院 1977
共編著
[編集]- 『私たちの郷土 和歌山県』三溝信雄共著 実業教科書 私たちの郷土叢書 1950
- 『漁撈文化人類学の基本的文献資料とその補説的研究』編著 風間書房 1978
翻訳
[編集]- オトレンバ『一般工業地理学』朝倉書店 1957
- エミール・ヴェルト『農業文化の起源 掘棒と鍬と犁』飯沼二郎共訳 岩波書店 1968