藤舎呂船
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藤舎 呂船(とうしゃ ろせん)は、長唄・藤舎流・囃子方の家元の名跡。
初代の呂船は東流二弦琴の創始者でもあり、家元としては同じ「ろせん」と読む「藤舎 蘆船(芦船)」と号したが、没後に長唄家元と二弦琴家元は分離したため、現在の両家元には直接の関係はない。
初代
[編集]2代目
[編集]3代目
[編集]4代目
[編集]4代目 藤舎 呂船(よだいめ とうしゃ ろせん、1909年(明治42年)2月5日 - 1977年10月20日)、本名は中川 泰治郎(なかがわ たいじろう)。
京都の生まれ、7代目望月太左衛門の長女・5代目呂船の夫。9代目望月太左衛門に師事し、2代目望月太意次郎から戦後に藤舎家を再興させ、4代目呂船となり藤舎流初世家元になる
5代目
[編集]5代目 藤舎 呂船(ごだいめ とうしゃ ろせん、1913年(大正2年)2月26日 - 1999年(平成11年)6月30日 )、本名は中川 せい子(なかがわ せいこ、旧姓:安部)。
東京の生まれ、4代目の妻。1978年に5代目呂船を襲名し2世家元になる。
藤舎せい子として著名。
兄弟に上から兄に9代目太左衛門、3代目堅田喜惣治、10代目太左衛門、5代目藤舎呂船、妹に望月初子。
実子に今藤政太郎。
6代目
[編集]6代目 藤舎 呂船(ろくだいめ とうしゃ ろせん、1944年(昭和19年)9月20日 - )、本名は橘 利明(たちばな としあき)。
京都の生まれ、4代目の三男。1954年に利明、1967年に東京芸術大学邦楽部卒業。1968年に成敏、1986年に先代5代目から譲られ6代目呂船を襲名し3世目家元になる。今藤由之助も名乗る。2024年、旭日双光章受章[1]。
脚注
[編集]- ^ 『官報』号外259号、令和6年11月5日