藤直幹
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藤 直幹(ふじ なおもと、1903年3月6日 - 1965年8月24日)は、日本の日本史学者。
経歴
[編集]徳島県徳島市に生まれる。松山高等学校を経て、1928年京都帝国大学文学部史学科卒業。1931年に同大学院を退学し、京都帝国大学文学部講師となる。1936年助教授。戦後は、1948年に大阪大学法文学部教授(1953年、文学部教授)となり、1958年には文学部長。
専門は日本中世史。「中世武家故実の研究」によって1948年に京都大学から文学博士の学位を授与される[1]。
著書
[編集]- 『中世武家社会の構造』目黒書店、1944年
- 『天皇制の歴史的理論的解明』目黒書店、1946年
- 『中世文化研究』河原書店、1949年
- 『国史の真実性』丁子屋書店、1949年
- 『日本の武士道』創元社、1956年
- 『無事録』私家版、1966年(藤籌子発行)
- 『ゆかりの花ぐさ 直幹遺稿』私家版、1967年(藤籌子発行)
- 『武家時代の社会と精神』藤直幹博士追悼記念事業会編、創元社、1967年
脚注
[編集]- ^ “書誌事項(CiNii Dissertations)”. 国立情報学研究所. 2017年6月23日閲覧。