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藤田真一 (国文学者)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

藤田真一(ふじたしんいち、1949年8月27日[1] - )は、日本の国文学者関西大学名誉教授[2]。専門は日本近世文学、特に与謝蕪村[2]

京都市生まれ[1]洛星中学校・高等学校を経て[1]、1973年大阪外国語大学ドイツ語科卒[3]、1980年大阪大学大学院博士後期課程国文学専攻満期退学[3]。大阪大学では信多純一に師事した[1]。2000年「蕪村俳諧遊心」で阪大文学博士[4]。1979年追手門学院大学助教授[1][5]、1986年京都府立大学に転じる[1][6]。助教授を経て、同教授。2001年関西大学文学部教授[3][6]。2017年退職[1]

2000年『蕪村俳諧遊心』で文部大臣奨励賞[1][6]、2012年『蕪村余響』でやまなし文学賞受賞[1][6]。2020年、第55回大阪市市民表彰[2]

著書

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  • 『風呂で読む蕪村』世界思想社 1997
  • 『蕪村 俳諧遊心』若草書房 近世文学研究叢書 1999
  • 『蕪村』岩波新書 2000
  • 『蕪村余響』紫薇の会 2002
  • 『蕪村余響 そののちいまだ年くれず』岩波書店 2011
  • 『日本人のこころの言葉 蕪村』創元社 2014
  • 『蕪村の名句を読む』河出文庫 2016
  • 『俳句のきた道 芭蕉・蕪村・一茶』岩波ジュニア新書 2021

共著・校訂

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  • 『蕪村集』和泉書院 1984
  • 『新潮古典文学アルバム 与謝蕪村・小林一茶』古井由吉と解説、新潮社 1991
  • 『蕪村書簡集』大谷篤蔵共校注 岩波文庫 1992
  • 『蕪村全句集』清登典子共編 おうふう 2000
  • 『与謝蕪村 画俳ふたつの道の達人』平凡社・別冊太陽 日本のこころ 2012
  • 『蕪村文集』岩波文庫 2016

参考

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脚注

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  1. ^ a b c d e f g h i 藤田真一教授 略年譜 : 年くれぬままに何処へ」『國文學』第102巻、関西大学国文学会、2018年3月、1-17頁。 
  2. ^ a b c 藤田真一名誉教授および藪田貫名誉教授が第55回大阪…|最新情報 一覧|大学広報・プレスリリース|関西大学について|関西大学”. 関西大学. 2022年12月20日閲覧。
  3. ^ a b c 藤田 真一 (Shinichi Fujita) - マイポータル - researchmap”. researchmap.jp. 2022年12月21日閲覧。
  4. ^ 藤田真一. “蕪村俳諧遊心”. dl.ndl.go.jp. 国立国会図書館. 2022年12月21日閲覧。
  5. ^ 藤田真一|講師紹介”. 伊賀市. 2022年12月21日閲覧。
  6. ^ a b c d ウィズたからづか|国文学者 藤田真一さんと観る 富岡鉄斎没後90年 鉄 斎 ― 書簡が語る名作秘話 ―”. with-takarazuka.com. あさひ高速印刷株式会社. 2022年12月21日閲覧。