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藤田吉香

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

藤田 吉香(ふじた よしか、1929年昭和4年2月16日)- 1999年平成11年5月25日))は、福岡県久留米市櫛原町生まれの洋画家

県立中学明善校(現福岡県立明善高等学校)卒

九州大学工学部造船科(専門部)卒 (1948年)

松田塾にて松田実に洋画の指導を受ける(1949年)

東京芸術大学美術学部芸術学科卒(1955年)

スペインの王立サン・フェルナンド美術アカデミーヘ留学(1962年-1966年)

国画会会員。京都造形芸術大学名誉教授。

群を抜く描写力と清澄な色彩で「静」でありながら、圧倒する存在感をもつ静物画が多数。

また、中央にモチーフを配し単色の背景というシンプルな画面構成であり、

抽象画的な感覚も持ちあわせながらも、古典的な技法にもすぐれ各所でその力量を窺うことができる。

昭和の一時代を築いた画家である。

受賞歴等

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  • 1959年(昭和34年)第33回国展(国画賞) 「すわる」「ほおむる」
  • 1967年(昭和42年)第41回国展(国画会サントリー賞) 「空」
  • 1968年(昭和43年)昭和会展(優秀賞) 「連雲」
  • 1970年(昭和45年)第13回安井賞展(安井賞) 「春木萬華」
  • 1981年(昭和56年)第1回宮本三郎記念賞 「牡丹」
  • 1984年(昭和59年)久留米市文化章

参考文献

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・藤田吉香『花と樹 / 藤田吉香[画] <ハナ ト キ>』 平凡社〈現代画家素描選集〉, 1975.10, 1冊;45x58cm, 監修・解説:河北倫明, 製版・印刷:大塚巧藝社
・藤田吉香『藤田吉香』日本経済新聞出版社〈日経ポケット・ギャラリー〉, 1993年03月, 単行本
・藤田吉香『藤田吉香 今日と明日展』日本経済新聞社, 1980, 寄与者:松屋・高島屋京都支店

東京文化財研究所 物故者記事 藤田吉香 没年月日:1999-05-25”. 東京文化財研究所. 2014年12月6日閲覧。
東京文化財研究所 美術界年史 安井賞 年月:1972年03月”. 東京文化財研究所. 2014年12月6日閲覧。
東京文化財研究所 美術界年史 安井賞 年月:1970年03月”. 東京文化財研究所. 2014年12月6日閲覧。
東京文化財研究所 美術界年史 文化庁買い上げ 年月:1970年01月”. 東京文化財研究所. 2014年12月6日閲覧。
東京文化財研究所 美術界年史 安井賞 年月:1969年03月”. 東京文化財研究所. 2014年12月6日閲覧。

独立行政法人国立美術館・所蔵品検索 - 「藤田吉香」”. 独立行政法人国立美術館. 2012年6月24日閲覧。

NHK クロニクル - 出演者「藤田吉香」検索結果”. NHK. 2012年6月24日閲覧。

福岡県立美術館 - コレクション展Ⅲ 特集:美を寿ぐ”. 福岡県立美術館. 2015年11月18日閲覧。

福岡県立明善高等学校公式 Web Site -「明善の肖像 藤田吉香」”. 福岡県立明善高等学校. 2012年6月24日閲覧。