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藤本義一文学賞

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
藤本義一文学賞
(ふじもとぎいちぶんがくしょう)
日本の旗 日本
主催〈藤本義一の書斎〉
初回2015年
最新回2019年
最新受賞者相田徹「オマケのクサやん」

藤本義一文学賞(ふじもとぎいちぶんがくしょう)は、日本文学賞

概要

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小説家藤本義一の遺志を継ぎ、次代の書き手を育成する目的で、遺族が運営するギャラリー〈藤本義一の書斎〉によって創設された[1][2]。創設は、2014年藤本統紀子によって発表された[3]。同ギャラリーが主催している[4]。日本放送作家協会関西支部、東京作家大学、心斎橋大学などが協賛している[5]堺市、公立大学法人大阪府立大学、浪速学院同窓会などが協力している[5]。ジャンルは、現代小説、SF小説で、課題となるキーワードを使用した未発表作品が対象となる[6]。賞は、最優秀賞に30万円、優秀賞に5万円、特別賞に記念品が与えられる[5]。受賞作は、たる出版より刊行される[5]。最優秀賞・優秀賞については、藤本義一の命日である10月30日に授賞式が行われる[5]

第6回(2020年)は新型コロナウイルスのため中止となった[7]

受賞作一覧

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年は受賞作の発表の年。

回(年) 受賞作 著者
第1回(2015年) 最優秀賞 「秋霖」 山田春夜[注釈 1]
優秀賞 「親父の名前」 フカミレン
「写真の向こう側」 笹野裕子
特別賞 「雪地蔵」 青山蓮太郎
「シルクハットの宇宙」 白石竹彦
「おっぱいぱい」 眞住居明代
「ひび割れ」 林絵里沙
「墓標」 梓見いふ
第2回(2016年) 最優秀賞 「緋の道」 田賀智佐登
優秀賞 「浪花の恋の履き違い」 髙橋良育
「ア・ピース・オブ・メモリ」 中野ふ菜
特別賞 「針穴写真機」 三町公平
「代筆者」 大河増駆
「オートマチック」 鷹匠裕
「猩々の瞳」 片山吉啓
「再会」 田川友江
藤本義一の書斎
〜Giichi Gallery〜賞
「つくつく法師は鳴きやまず」 青山蓮太郎
第3回(2017年) 最優秀賞 「オマケのクサやん」[8] 相田徹
優秀賞 「色の名前」 戸川桜良
「耳」 奈古英子
特別賞 「虫の知らせ」 安田彰吾
「黄水仙」 一條瑛里
「うつせみの子ども」 しげのぶ真帆
「君、つつがなきや」 古家英寿
「あなたのスケアクロウ」 松嶋チエ
藤本義一の書斎
〜Giichi Gallery〜賞
「海の虫」 三町公平
第4回(2018年) 最優秀賞 「悪魔のささやき」 石倉俊文
優秀賞 「父のグローブ」 藤懸義章
「むらすゞめ」 奥畑信子
特別賞 「妻と娘を」 宮川直樹
「キヨさんの自分史」 てつ・すがわら
「好かれ上手」 山崎ゆのひ
「レノンがやってきた日」 深山孝
「夢見草・さくら」 太田ユミ子
藤本義一の書斎
〜Giichi Gallery〜賞
「家出志願」 牧康子
第5回(2019年) 最優秀賞 「海ホオズキ」 三島麻緒
優秀賞 「メンチカツと貴婦人」 室町眞
「母の遺産」 北原なお
特別賞 「クオロ」 八月朔日壬午
「縁側の日だまりに」 仁志村文
「ナツキの風」 今野綾
「家の谺(こだま)」 磯間帆波
「風を喰らう魔物」 夏青
藤本義一の書斎
〜Giichi Gallery〜賞
(該当作なし)
第6回(2020年) (新型コロナウイルス蔓延にともない、見送り)

審査委員

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脚注

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注釈

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  1. ^ 井須はるよ

出典

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関連項目

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外部リンク

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