藤本昭
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人物情報 | |
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生誕 |
1928年4月20日 日本大阪府 |
死没 | 2019年7月6日 (91歳没) |
出身校 | 大阪商科大学 |
学問 | |
研究分野 | 経済学 |
研究機関 | 大阪市立大学、神戸大学、姫路獨協大学 |
学位 | 経済学博士 |
藤本 昭(ふじもと あきら、1928年4月20日 - 2019年7月16日[1])は、日本の経済学者、神戸大学名誉教授。中国経済が専門。
経歴
[編集]1928年、大阪市で生まれた。大阪商科大学経済学科で学び、戦後の1951年に卒業。
卒業後は大阪市立大学経済研究所助手に採用され、日本の繊維産業の調査研究に従事。しかし、経済研究所にアジア研究グループが組織されるとメンバーとなり、本格的に中国経済研究を始めた[2]。1957年に講師昇格。1963年に神戸大学経済学部助教授となり、1971年に教授昇格。1973年、学位論文『新中国の国家財政の研究』を神戸大学に提出して経済学博士号を取得[3]。1992年に神戸大学を定年退官し、名誉教授となった。その後は姫路獨協大学教授として教鞭をとった[4]。
2019年に死去。
受賞・栄典
[編集]研究内容・業績
[編集]専門は中国経済。社会主義経済へ突き進む中国農村の市場に注目し、情報が限られる中でその実態の解明、制度的課題、社会主義経済における市場の役割などの考察を研究テーマとした。
著作
[編集]- 単著
- 『新中国の国家財政の研究』神戸大学研究双書刊行会 1971
- 共編著
- 『日本綿紡績工業論』結城治郎共著 日本評論新社(社会科学双書) 1957
- 『中国経済 調整と改革』河地重蔵・上野秀夫共著 世界思想社 1984
- 『変貌する中国経済』河地重蔵・上野秀夫共著 世界思想社 1987
- 『アジアの中の中国経済』河地重蔵・上野秀夫共著 世界思想社 1991
- 『現代中国経済とアジア 市場化と国際化』河地重蔵・上野秀夫共著 世界思想社 1994
- 『中国-市場経済への転換』編著 日本貿易振興会 1994
- 『ポスト鄧小平体制の中国』編著 日本貿易振興会 1995
- 『中国21世紀への軟着陸』編著 日本貿易振興会 1997
- 『中国経済と東アジア圏』河地重蔵・上野秀夫共著 世界思想社 1998
外部リンク
[編集]脚注
[編集]- ^ 訃報 藤本昭先生(神戸大学名誉教授) アジア政経学会 2019年8月1日
- ^ 中学校時代にはやくも2年間にわたって中国語を学んでいたという。
- ^ CiNii(学位論文)
- ^ 「藤本昭博士略歴・著作目録(藤本昭博士記念号)」『国民経済雑誌』第166巻第3号、神戸大学経済経営学会、1992年9月、149-162頁、doi:10.24546/00174869、hdl:20.500.14094/00174869、ISSN 03873129、NAID 110000444427。
- ^ “平成22年春の叙勲 瑞宝中綬章受章者” (PDF). 内閣府. p. 18 (2010年4月29日). 2010年9月23日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年5月22日閲覧。