藤原正雅
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藤原 正雅(ふじわら の ただまさ、生没年不詳)は、平安時代中期の貴族。藤原南家巨勢麻呂流、藤原興方の次男。官位は従四位下・紀伊守。
経歴
[編集]のち、紀伊守・因幡守・伊予守と受領を歴任したほか、皇后宮大進を務めた。位階は従四位下に至る。花山朝の寛和元年(985年)実資の女児の三日の祝に際して、正雅は産婦の膳を提供するが、紀伊守として任国に赴任中であったため、実際には子息の師言が衝重十二枚・折敷等を準備している。
官歴
[編集]系譜
[編集]『尊卑分脈』による。
参考文献
[編集]- 服藤早苗『平安朝の父と子: 貴族と庶民の家と養育』(中央公論新社 、2010年)32p
- 紫式部学会編『源氏物語とその周辺の文学研究と資料』(武蔵野書院 、1986年)3p
- 塚原鉄雄「角田文衛 : 『中務典侍』」(『人文研究』16巻3号、大阪市立大学文学会、1965年)
- 市川久編『蔵人補任』(続群書類従完成会、1989年)
- 宮崎康充編『国司補任 第四』(続群書類従完成会、1990年)