藤原次郎
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藤原次郎 | |
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国籍 | 日本 |
出身地 | 兵庫県 |
生年月日 | 1955年7月18日 |
最終学歴 | 大阪芸術大学映像計画学科 |
公式サイト | http://jiro-fujiwara.com/ |
藤原次郎(ふじわら じろう、1955年7月18日 - )は、兵庫県朝来郡和田山町(現:兵庫県朝来市)出身の映像作家。大阪および全国各地の里山を活動拠点としている。作品は、日本の芸術的表現の一つである「陰影」をたくみに表現し、自然、造形美、生物・人間の営みを感動的に表現することで知られている。郷里の隣接市の豊岡市の依頼による豊岡スケッチなどの作品もある。
経歴
[編集]1955年、兵庫県朝来郡和田山町[1]に藤原ラジオ店(1957年 - 1989年)の二男として生まれる。母親はピアノ教師。
中学生の頃オリンパスペンで撮り始め、高校の時に鉄道写真に夢中になる。近所の新聞記者の撮影指導を受ける。 兵庫県立生野高等学校卒業 (1974年) 後、ドキュメンタリー映画制作を目指し大阪芸術大学映像計画学科に入学。
大阪芸術大学映像計画学科卒業[1] (1978年) 後、ビデオプロダクション勤務 (産業・教育・PR、1978年 - 1985年)、建築写真会社勤務 (建築写真・映像、1985年 - 2010年) を経て、独立 (2011年 - )。
2015年現在、兵庫県立但馬技術大学校情報工学科 非常勤講師も勤める。
コンセプト
[編集]- アトリエ系クリエイターとして独自のスタイルで映像と写真を創作する。
- オリジナルの写真を利用してインテリア素材を製作、空間創作へと展開。
- 建築家、照明・インテリアデザイナー、美術家、アーティストの作品やプロジェクトのドキュメント・イメージ映像の制作。
- 古民家、近代建築・遺産、名建築、景観などの映像・写真の撮影から制作、支援。
主な作品
[編集]自主制作
[編集]豊岡市
[編集]朝来市
[編集]- 朝来スケッチ
竹野スタイル推進協議会
[編集]- 竹野ジオスケッチ
銀谷の町並みをつくる会
[編集]- 生野スケッチ
主な受賞歴
[編集]2000年
- ITVA 国際企業映像協会 ビデオコンテスト(日本) グランプリ
- 作品名:「映像伝承 内藤邸」
- http://www.itva-jp.com/
2001年
- ワールド・メディア フェスティバル
- World Media Festival(ドイツ) 金賞 Gold Award
- 作品名:六甲の山荘
- http://www.worldmediafestival.org/
- テリー賞 Telly Awards(米国)
- ファイナリスト賞(部門次位)
- 作品名:六甲の山荘
- http://www.tellyawards.com/
2003年
- ワールドメディアフェスティバル(ドイツ)
- Public Relation Other部門 金賞
- 作品名:たじま住暮し"然"(Home in TAJIMA)[注釈 1]
- ワールドメディアフェスティバル(ドイツ)
- Public Relation Service部門 銀賞
- 作品名:りんくう国際物流センターの施設紹介
- 第24回テリー賞 Telly Awards(米国)
- Non-Broadcast Film/Video & TV Programs部門 銀賞
- 作品名:たじま住暮し"然"(Home in TAJIMA)
2004年
- 第25回テリー賞 Telly Awards(米国)
- 非放送番組・文化部門 銅賞
- 非放送番組・一般部門 銅賞(2部門同時入賞)
- 作品名:"継"~つなぐ心と技~ (Heritage)[注釈 2]
- インターナショナル・フィルム&ビデオフェスティバル
- ドキュメンタリー部門3位
- 作品名:"継"~つなぐ心と技~ (Heritage)
- ワールドメディアフェスティバル(ドイツ)
- Public Relation: Society部門 銀賞
- 作品名:"縁"[注釈 3]
脚注
[編集]- ^ a b c “国際的メディアコンクールで金賞 兵庫県出身の映像作家、藤原次郎さん”. 産経WEST (産業経済新聞社). (2013年4月24日) 2016年1月30日閲覧。
- ^ “植村直己冒険館の移ろう情景表現 映像作家・藤原次郎さんが新作”. 神戸新聞 (神戸新聞社). (2015年11月6日) 2016年1月30日閲覧。
- ^ a b 『風景映像「城崎スケッチ」「但東スケッチ」が完成』(PDF)(プレスリリース)豊岡市 政策調整部 地域戦略推進課 。2016年1月30日閲覧。
- ^ “日本海や大イチョウ…「竹野スケッチ」 藤原次郎さん撮影の風景映像完成”. 産経WEST (産業経済新聞社). (2013年5月25日) 2016年1月30日閲覧。
- ^ “出石スケッチ”. NPO法人 但馬國出石観光協会. 2016年1月30日閲覧。
- ^ “四季の風景を映像に「日高スケッチ」完成 豊岡”. 神戸新聞 (神戸新聞社). (2015年6月26日) 2016年1月30日閲覧。
注釈
[編集]- ^ 「人間は自然とともにある」その考えをことさらに言うまでもなく、暮らしの歩みの中に育んでいる但馬地方の家々。住み継ぐことへの思いを語り、消費社会への警鐘とともに、21世紀における豊かな暮らしを探る。身近な里山の情景を撮り続けている但馬出身の映像作家藤原次郎による映像を構成作家奥村恵美子がコンセプト構成したもの。
- ^ 兵庫県朝来郡生野町にある江戸時代の郷宿であった古屋敷の再生プロジェクトのドキュ メンタリー。心と技の伝承を七人が語る。
- ^ 川西市の多田にある、古屋敷を題材にした映像。200年以上の歴史を持つ、豪農の屋敷を3年間に渡り撮影。縁側という日本的な部分にスポットをあて両義性を表現した。