藤原新平
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藤原 新平(ふじわら しんぺい、1928年6月30日 - 2023年12月17日[1])は、文学座所属の演出家。兵庫県ピッコロシアター客員演出家。『日本演出者協会』所属(2023年8月27日現在[2])。
生涯
[編集]東京都出身。早稲田大学政治経済学部中退。芸術省招聘によりポーランド留学、文化庁派遣研修員としてアイルランド留学。
1964年に文学座の演出部座員となり、アトリエ公演・本公演と1967年上演『カンガルー』(作:別役実)以降、約50年にわたって、別役実が文学座に書き下ろしたほぼ全作品の演出を手がけた[3]。
1979年(1978年度)、『海ゆかば水漬く屍』で第13回「紀伊國屋演劇賞個人賞」を受賞[3]。他の主な演出作品として、1977年『にしむくさむらい』(作:別役実)、1995年『野分立つ』(作:川﨑照代)など[3]。
2023年12月17日、老衰のため東京都の病院で死去[4]。95歳没。
脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ “文学座で演出50年 演出家の藤原新平さん死去”. 産経新聞. (2023年12月18日) 2023年12月18日閲覧。
- ^ “会員一覧”. 日本演出者協会 (2023年8月27日). 2024年9月10日閲覧。
- ^ a b c 『文藝年鑑2024』 2024, pp. 165, 訃報二〇二三年
- ^ 「演出家、藤原新平氏死去 「雨が空から降れば」演出で文化庁芸術祭賞優秀賞」『サンスポ』2023年12月18日。2023年12月20日閲覧。
参考文献
[編集]- 日本文藝家協会 編『文藝年鑑2024』新潮社、2024年(2024年6月25日発行)、165頁。ISBN 978-4-10-750050-2。