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藤井信生

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

藤井 信生(ふじい のぶお、1943年 - ) は、日本電子工学者東京工業大学名誉教授。応用科学学会会長。元電子情報通信学会基礎・境界ソサイエティ会長。

人物・経歴

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福井市出身[1]。1966年慶應義塾大学工学部電気工学科卒業。1968年東京工業大学大学院理工学研究科電子工学専攻修士課程修了。1971年東京工業大学理工学研究科電子工学専攻博士課程修了、工学博士[2]

アナログ回路専攻で[1]、東京工業大学工学部助手を経て、1975年東京工業大学工学部助教授。1988年東京工業大学工学部教授[2]。1997年電子情報通信学会基礎・境界ソサイエティ会長[3]

2003年東京工業大学評議員。2005年東京工業大学理工学研究科工学系長・工学部長。2009年東京工業大学特命教授、東京工業大学名誉教授[2][3]、応用科学学会会長[4]。趣味はアマチュア無線[1]

2022年、瑞宝中綬章受章[5][6]

著書

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  • 『電子科学シリーズ 第59 : リニア回路の設計』産報 1974年
  • 『演算増幅器回路の設計』産報出版 1977年
  • 『Opアンプの基礎と応用』オーム社 1982年
  • 『わかるエレメカトロニクス : 電卓・マイコンからロボットまで』共立出版 1982年
  • 『スイッチとキャパシタフィルタの基礎』オーム社 1984年
  • 『アナログ電子回路 : 集積回路化時代の』昭晃堂 1984年
  • 『線形回路解析演習』朝倉書店 1987年
  • 『入門電子回路 : 理工系の人のために』オーム社 1987年
  • 『電子工学概論 : 集積回路化時代の』昭晃堂 1991年
  • 『なっとくする電子回路』講談社 1994年
  • 『よくわかる電気回路』オーム社 1994年
  • 『なっとくするディジタル電子回路』講談社 1997年
  • 『電子回路入門』実教出版 1999年
  • 『電子計測制御』実教出版 2003年
  • 『電子回路』実教出版 2003年
  • 『最新電子回路入門』実教出版 2004年
  • 『電子回路ハンドブック』朝倉書店 2006年
  • 『通信技術』実教出版 2007年
  • 『電子情報技術』実教出版 2008年
  • 『基本から学ぶ電気回路』電気学会 2011年

受賞歴

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  • 1980年電子通信学会学術奨励賞[3]
  • 1982年電子通信学会論文賞[3]
  • 1996年電子情報通信学会論文賞[3]
  • 1998年IEEE APCCAS Best Paper Award[3]
  • 1999年電子情報通信学会論文賞[3]
  • 2000年電子情報通信学会論文賞[3]
  • 2000年IEEJ International Analog VLSI Workshop Best Paper Award[3]
  • 2001年IEEJ International Analog VLSI Workshop Best Paper Award[3]
  • 2001年電子情報通信学会論文賞[3]
  • 2002年IEEE Fellow[3]
  • 2002年電子情報通信学会フェロー[3]
  • 2003年東工大教育賞[3]
  • 2003年電気学会部門特別貢献賞[3]
  • 2006年電子情報通信学会基礎境界ソサイエティ特別功労賞[3]

脚注

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  1. ^ a b c 藤井信生「あの人のこんな趣味:アマチュア無線」『電子情報通信学会 基礎・境界ソサイエティ Fundamentals Review』第3巻第1号、電子情報通信学会、2009年、79-81頁、doi:10.1587/essfr.3.1_79NAID 130004554581 
  2. ^ a b c 基本から学ぶ電気回路アマゾン
  3. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p 藤井 信生 フジイ ノブオ (FUJII NOBUO)researchmap
  4. ^ 学会役員応用科学学会
  5. ^ 『官報』号外第97号、令和4年5月2日
  6. ^ 令和4年春の叙勲 瑞宝中綬章受章者” (PDF). 内閣府. p. 18 (2022年4月). 2023年2月14日閲覧。
先代
笠原正雄
電子情報通信学会基礎・境界ソサイエティ会長
1997年 - 1998年
次代
今井秀樹
先代
北森俊行
応用科学学会会長
2009年 -
次代