薗部儀三郎
そのべ ぎさぶろう 薗部 儀三郎 | |
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生誕 | 1911年11月6日 |
死没 |
2024年3月31日(112歳没) 日本 千葉県館山市[1] |
国籍 | 日本 |
民族 | 日本人 |
著名な実績 |
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薗部 儀三郎(そのべ ぎさぶろう[2]、1911年〈明治44年〉11月6日[3] - 2024年〈令和6年〉3月31日[1])は、日本のスーパーセンテナリアン。2022年11月15日以降から死去するまで日本国内の男性最高齢者であった[4]。千葉県の人物が日本最高齢になったのは、史上初と見られる[5]。
経歴
[編集]南房総市立三芳中学校や千葉県立安房水産高等学校(現在の千葉県立館山総合高等学校)に長年国語科と社会科の教員として勤めていた。定年後は司書として図書館に再就職し、80歳で退職した[6][7]。教員だった1960年には御湯殿上日記等の文学類の書籍を執筆していた[8]。
100歳の誕生日には、かつての教え子たちが同窓会を開いて祝福した。110歳になっても、教え子たちと年賀状を交換するなど慕われていた[6]。
読書を長年の趣味とし、特に政治や健康に関する本を読むのが好きである。また、テレビの健康番組が好きで、テレビで紹介された健康法を実践し、バランスの良い食事にも気をつけている。特にカルシウムを摂るためにジャガイモや豆類、野菜を好んで食べている。歯も大切にしており、入れ歯を入れたことはない[6]。また、体操が毎日の日課である[7]。
長寿記録
[編集]2019年12月2日に松戸市在住の湯本金五が109歳で死去したことに伴い、千葉県内における男性の最高齢となった[6][9]。2021年9月15日時点で千葉県内における男性の最高齢、並びに安房地方における最高齢であった[10]。翌2022年も千葉県内における男性最高齢となっており、館山市から敬老祝い金を贈呈された。この祝い金は同年10月4日に次女が館山市役所で受け取っている[7]。
2022年11月15日、男性日本最高齢であった中村茂の死去により、男性日本最高齢となった[4]。また、1911年生まれの男性としては日本で最後の存命者となり、世界の存命の男性でも上位10位以内に入る長寿となった[11]。厚生労働省、Bogdan Solyanikov、山本由美(LongeviQuest日本代表[12])による認証を経て、薗部の年齢は2023年5月30日にLongeviQuestによって有効と認められた[6]。その後、厚生労働省、Robert Young、Waclaw Jan Kroczekによる認証を経て、薗部の年齢は2023年9月19日にジェロントロジー・リサーチ・グループ (GRG)によっても有効と認められていた[11]。また、GRGは薗部を日本で明治時代に生まれた男性としては最後の存命者として認定していた[11]。
2024年4月2日にはベネズエラのフアン・ビセンテ・ペレス・モラが死去したことで生存中の男性世界最高齢者になったとされ、検証作業が続けられていたが[13]、同年3月31日に死去していたことが直後の4月4日に報じられた。112歳没[14][1]。薗部の死去により、明治時代に生まれた日本人男性は全員この世を去った[15]。また、日本国内の男性最高齢は神奈川県厚木市在住、1913年〈大正2年〉11月28日生まれ110歳の涌井富三郎となった[16]。
脚注
[編集]出典
[編集]- ^ a b c GISABURŌ SONOBE, JAPAN’S OLDEST MAN, DIES AT 112 LongviQuest、2024年4月4日閲覧
- ^ “令和4年度老人の日記念行事「百歳高齢者に対する記念品贈呈」について”. 千葉県 (2022年9月16日). 2022年11月15日閲覧。
- ^ “千葉の100歳以上、最多2878人 最高齢は勝浦の112歳女性”. 産経ニュース (産経新聞社). (2020年9月21日) 2022年11月15日閲覧。
- ^ a b “国内最高齢111歳の男性が死去 広島被爆者の中村茂さん”. 信濃毎日新聞 (信濃毎日新聞社). (2022年11月15日) 2022年11月15日閲覧。
- ^ "111歳、男性で最高齢 館山の薗部儀三郎さん 全国、女性含め千葉県内初か". 千葉日報. 千葉日報社. 2022年11月16日. 2022年11月16日閲覧。
- ^ a b c d e “Gisaburō Sonobe” (英語). LongeviQuest. 2023年8月4日閲覧。
- ^ a b c 『県内男性最高齢・110歳 薗部さん 国内男性で2位 館山市が祝い金』2022年10月10日 東京新聞 朝刊千葉版 18面
- ^ “館山市広報 第101号” (PDF) (1960年8月19日). 2022年11月15日閲覧。
- ^ 県内最高齢者の逝去について 松戸市、2019年12月26日
- ^ 安房の100歳以上は171人 県まとめ 房日新聞、2021年9月16日
- ^ a b c GISABURO SONOBE Gerontology Research Group、2024年2月13日閲覧
- ^ 106歳の現役理容師 箱石シツイさんの健康長寿の秘訣 LogeviQuest、2023年6月8日
- ^ “世界最高齢男性が死去 ベネズエラの114歳 日本男性が次の記録保持者か”. 産経新聞. (2024年4月4日) 2024年4月4日閲覧。
- ^ “国内の男性最高齢 薗部儀三郎さん死去 112歳 千葉 館山”. NHK (2024年4月4日). 2024年4月4日閲覧。
- ^ “男性の国内最高齢、大正2年生まれ110歳に 明治生まれいなくなる:朝日新聞デジタル”. 朝日新聞デジタル (2024年4月9日). 2024年4月16日閲覧。
- ^ “男性の国内最高齢・厚木市の涌井冨三郎さん(110)に 国内男性で明治生まれは不在に”. テレ朝news. (2024-04-091-09-21) 2024年4月9日閲覧。
記録 | ||
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先代 中村茂 |
存命男性のうち日本最高齢 2022年11月15日 - 2024年3月31日 |
次代 涌井富三郎 |