薔薇ノ木ニ薔薇ノ花咲ク
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この記事のほとんどまたは全てが唯一の出典にのみ基づいています。 (2023年8月) |
対応機種 |
Microsoft Windows PlayStation 2 PlayStation Portable |
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発売元 |
サイク・ロゼ インターチャネル・ホロン QuinRose |
発売日 |
2003年2月21日(Win版) 2006年6月15日(PS2版) 2010年12月22日(PSP版) |
価格 |
Win版 6,800円(税別) PS2版 6,800円(税別) PSP通常版 5,700円(税別) PSP豪華版 8,500円(税別) |
レイティング |
18禁(Win版) CERO:C(15才以上対象)(PS2/PSP版) |
キャラクターボイス | あり |
『薔薇ノ木ニ薔薇ノ花咲ク』(ばらのきにばらのはなさく)は、2003年2月21日にサイク・ロゼより発売されたボーイズラブ系アダルトゲームである。略称「薔薇ノ木」。
沿革
[編集]- 2003年2月21日にサイク・ロゼより発売された。
- 2006年6月15日にインターチャネル・ホロンよりPlayStation 2用ソフト『薔薇ノ木ニ薔薇ノ花咲ク -Das Versprechen-』が発売。
- 2010年12月22日にQuinRoseよりPlayStation Portable版が発売された。
解説
[編集]本作は昭和初期の全寮制の男子校を舞台に、小間使いが猟奇的な事件に巻き込まれる様子を描いたアダルトゲームである[1]。
1日1回、プレイヤーはキャラクターを組み合わせてイベントを発生させることができ、この場合画面上部に置かれたカードのキャラクターは「攻め」として扱われ、「攻め」ポイントが加算される仕組みとなっている[1]。
あらすじ
[編集]全寮制の男子校の小間使いである日向 要は、一部の学生から見下されていたものの、それなりに幸せな日々を送っていた。
ある夜、要は生徒から頼まれ、小鳥の死骸を薔薇の根元に埋めようとしたところ、何者かに襲われる。
翌日、要は下宿で意識を取り戻すが、誰に襲われたのかまではわからずじまいだった。しかも、事件以降、一部の生徒は要に対する態度を急変させた上、小鳥の死骸を埋めるよう頼んだ生徒も失踪した。
その後、要と親しい生物教師・月村は「花喰ヒ鳥」という人物から要を襲ったことを仄めかす内容の手紙を受け取り、要は「花喰ヒ鳥」の正体を探るよう薦める。
登場人物
[編集]- 日向 要(ひゅうが かなめ)
- 声 - 千葉進歩
- 本作の主人公。
- 本来は男子校に生徒として入学する予定だったが、正規の入学ができなかったため、立場を悪くしながらも小間使いとして身を置いている。
- 月村 幹彦(つきむら みきひこ)
- 声 - 一条和矢
- 男子校に勤務する生物教師で、要に学問の手ほどきをしている。
- 火浦 あずさ(ひうら あずさ)
- 声 - 佐藤勇
- 男子校の生徒で、親衛隊がいるほどの人気を誇る。
- 水川 抱月(みずかわ ほうげつ)
- 声 - 森川智之
- 「花喰ヒ鳥」を自称する、耽美系推理小説家。
- 木下 真弓(きのした まゆみ)
- 声 - 梯篤司
- あずさの幼馴染である気弱な少年。火災で両親を失って以来、火浦家に引き取られた。
- 金子 光伸(かねこ みつのぶ)
- 声 - 川田紳司
- 男子校の生徒で、子爵家の嫡男であり、将来を有望視されているが、無断外出をすることが多い。
- 土田 憲実(つちだ のりざね)
- 声 - 天田真人
- 士族の次男で、海外の海軍学校への進学を考えている。要に対して好意的に接する。
- 鹿之浦 誠司(かのうら せいじ)
- 声 - 尾形雅宏
- 要の異母弟。
書籍
[編集]小説
[編集]- 薔薇ノ木ニ薔薇ノ花咲ク
- 2003年8月発売 発売元:ビブロス、ノベルズ
漫画
[編集]- 薔薇ノ木ニ薔薇ノ花咲ク アンソロジーコミック
- 2006年8月発売 発売元:エンターブレイン、アンソロジーコミック
その他
[編集]- 薔薇ノ木ニ薔薇ノ花咲ク -Das Versprechen- 公式ビジュアルファンブック
- 2006年9月発売 発売元:エンターブレイン、ビジュアルファンブック
- 薔薇ノ木ニ薔薇ノ花咲ク 小説・シナリオ全集 -Das Wiedersehen- 上巻・下巻
- 2013年11月18日発売 発売元:宙出版、SS・ドラマCDシナリオ・イラスト+書き下ろし。電子書籍のみ
関連グッズ
[編集]ドラマCD
[編集]- 薔薇ノ木ニ薔薇ノ花咲ク ~水川抱月ノ事件簿~
- 2003年12月21日発売 発売元:フロンティアワークス
- シナリオは書き下ろしオリジナルストーリー。
ファンディスク
[編集]- 薔薇ノ木ニ薔薇ノ花咲ク ファンディスク
- 2003年発売 発売元:ジェイ・ノード
- 薔薇ノ木ニ薔薇ノ花咲ク ファンディスクDELUX
- 2003年発売 発売元:ジェイ・ノード
- 薔薇ノ木ニ薔薇ノ花咲ク 愛蔵版
- 2007年発売 発売元:ジェイ・ノード
- 本編とファンディスクを1つのパッケージに収めたコレクターズパッケージ。特典も同梱。通販のみの限定販売品。
関連項目
[編集]- 北原白秋 - タイトルの元となった詩「薔薇二曲」(詩集「白金之独楽」収録)の作者。
脚注
[編集]- ^ a b “耽美な世界を描いたBLゲームの金字塔がPSPに移植決定! QuinRoseから女性向けAVG『薔薇ノ木ニ薔薇ノ花咲ク』が、12月22日に発売!”. Girls-Style. Game-Style. 2019年2月11日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年7月1日閲覧。