蕭淑美
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蕭 淑美(しゃお すーめい、1955年2月5日 - )[1][2]は、日本の元女優。本名及び旧姓は蕭淑美(しょう・よしみ)。別名にシャオ・スーメイ、丘 淑美(おか よしみ)がある。東京都出身。武蔵野美術短期大学生活デザイン科卒業。事務所は、オールスタッフ音楽出版を経て、天路プロダクションに所属していた。[3]
略歴
[編集]台湾出身の父と日本人の母で国籍は台湾だった[注釈 1]。のち日本国籍取得。 [4] 1972年、東京都立荻窪高等学校在学中に公募により羽仁進監督の映画『午前中の時間割り』の主役のひとりである山中玲子役で映画デビュー。翌年には、松竹製作、日本テレビ系列で放送された『おこれ!男だ』にヒロイン役に抜擢される。クレジットでは、蕭淑美(しゃお・すーめい)と表記されていた。 しばらく中国語名で活動していたが、TBSドラマ『家族あわせ (1974年のテレビドラマ)』に出演するにあたって丘 淑美(おか よしみ)に改名した。[5][6] [7] 1981年のTBS系列のテレビドラマ『ぼくらの時代』および村上春樹原作、大森一樹監督作品の『風の歌を聴け』では、再び、蕭淑美に戻して出演したのが、最後の出演作となっている。[8]
出演作品
[編集]映画
[編集]- 羽仁進監督『午前中の時間割り』(羽仁プロ=日本ATG 、1972年10月14日) - 山中玲子 役
- 篠田正浩監督『桜の森の満開の下』(芸苑社、東宝配給。1975年5月31日) - 六条の姫君 役
- 山根成之監督『港のヨーコ・ヨコハマ・ヨコスカ』(松竹、1975年9月20日) - ゴーゴーダンサー 役
- 斎藤耕一監督 『再会』(松竹=NPプロ、1976年3月15日)- バーで会う女 役
- 大森一樹監督『風の歌を聴け』(日本ATG、1981年12月19日) - 鼠の女 役
ドラマ
[編集]- おこれ!男だ(NTV・松竹、1973年3月25日 - 9月30日) - 夏代 役
- 青い山脈(フジテレビ系列、1974年4月1日 - 9月30日) - 白川貞子 役[注釈 2]
- 家族あわせ(TBS 1974年10月1日 - 1975年3月25日) - 渡部洋子 役[注釈 3]
- 男一人旅(NHK、1974年11月9日)水木洋子脚本・芸術祭参加作品 - 夢子 役
- ガラスの森(TBS、1975年10月3日 - 1976年2月27日) - レギュラー
- 俺たちの旅(NTV・東宝、1975年10月5日 - 1976年10月10日) - 野中順子 役
- ひまわりの道(NTV、1976年10月18日 - 1977年5月2日) - 郁子 役
- 新・坊っちゃん 第3章「風に踊った悲しみが」(NHK、1975年12月1日) - しま、あやぎぬ 役(二役)
- 大江戸捜査網 第4シリーズ(東京12チャンネル)
- 第173回(303回)「緊急指令!人質を救出せよ」(1977年8月27日)
- 熱愛 むらさき情話(YTV、1978年6月12日-1979年3月30日) - 真弓 役
- 明日の刑事(TBS、1977年10月5日 - 1979年10月10日)
- 特捜最前線(NET)
- 第163回 ああ三河島、幻の鯉のぼり(1980年5月21日) - 父を亡くした娘 役
- 第177回 天才犯罪者、未決囚1004号!(1980年9月10日) - だまされる女 役
- 愛のホットライン(フジテレビ、1981年5月14日 - 9月24日)
- ぼくらの時代(TBS・木下プロ、1981年6月9日‐9月22日)[注釈 4] - 喫茶店のママ 役
教養・バラェティ
[編集]- くらしの歴史(小学校6年社会科)王朝の絵巻(NHK教育、1977年5月17日火曜日 11:40)[9] - 平安時代の貴族の長女 役
- 爆笑!!マイスタ(NTV、1981年3月30日 - 9月25日) - 月〜金 レポーター(3カ月)
舞台
[編集]- 蟹座と難破船 うえずみのる作 1978年 - 自殺未遂の女 役
CMほか
[編集]- 大丸クリスマスポスター 1972年 撮影;篠山紀信
- カクタスジーンズ 1973年 - 1974年
- 三井ビル マンダリンパレスポスター 1974年
- 花王メリットシャンプー 1974年 - 1976年 [10]
- 『週刊少年マガジン』1973年4月29日号 大型プロマイド 写真:長友健二
- 『週刊現代』1975年6月5日号 表紙 撮影:秋山庄太郎
- 『小説新潮』1975年7月号 グラビア 撮影:一色一成
- 『週刊ポスト』1976年4月30日号 グラビア 撮影:長友健二
- 『週刊プレイボーイ』1978年5月30日号 グラビア 撮影:崎山健一郎
- 『週刊プレイボーイ』1981年6月23日号 グラビア「Love in the Aftemoon」
脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ 『週刊平凡』1974年11月14日号「この人 近眼の女性は目が美しい…丘淑美」より
- ^ 『週刊明星』1973年4月1日号「HOPE」欄「詩人を夢みる18歳! TVで森田健作の恋人役に抜擢 蕭淑美」
- ^ 『週刊平凡』1975年2月6日特大号「天地真理育ての親・天路圭子が女優でカムバック!」164頁「この事務所は、昨年1月に設立されたばかりだが、早くも田中健(21歳)、織田あきら(24歳)のスターを育てあげ、いまは丘淑美(19歳)を売り出し中。」
- ^ [1]- Facebook 蕭淑美2024年7月11日投稿閲覧
- ^ 『映画情報』1974年11月号「TV joho」コーナー「中国名を改めましたので…」
- ^ 『近代映画』1974年11月号「明日に飛び出せフレッシュ4 クールな横顔が魅力的な丘淑美」
- ^ 『近代映画』1974年12月号「ドラマで活躍のヤングプロフィール 丘淑美」
- ^ 『週刊プレイボーイ』1981年6月23日号 グラビア「Love in the Aftemoon」のコメントより「丘淑美という芸名で/多くのテレビ・ドラマにレギュラー出演している(中略)そしていま/心機一転/名前も本名の蕭淑美に改め/読み方も中国読みのシャオ・スーメーとしての再スタートである」
- ^ NHKアーカイブ
- ^ 『明星』1976年8月号 「TVチャンネル ズバリ答えます!」Q4「真夏のメニューは毎日“冷やし中華”花王メリットシャンプーCM 丘淑美」
参照
[編集]- テレビドラマデータベース 蕭淑美、丘淑美で検索閲覧
- 日本映画データベース日 蕭淑美、丘淑美で検索閲覧