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蕭 大封(しょう だいふう、生没年不詳)は、南朝梁の皇族。汝南王。字は仁叡。
簡文帝蕭綱の九男として生まれた。はじめ臨湘公に封じられた。太清3年(549年)6月、宜都郡王に封じられた。大宝元年(550年)6月、侯景の乱から逃れて、江陵に逃亡した。9月、汝南郡王に封じられた。承聖3年(554年)、西魏の于謹の軍が江陵に侵攻してくると、大封は弟の蕭大圜とともに請和の使者として派遣され、実質の人質となった。保定2年(562年)、晋陵県公に封じられた。位は開府儀同三司に進んだ。大象2年(580年)、陳州刺史となった。
- 『周書』巻42 列伝第34
- 『南史』巻54 列伝第44