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落合観音堂

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
落合観音堂
所在地 宮城県仙台市太白区四郎丸字落合59
位置 北緯38度11分54.4秒 東経140度55分4.1秒 / 北緯38.198444度 東経140.917806度 / 38.198444; 140.917806座標: 北緯38度11分54.4秒 東経140度55分4.1秒 / 北緯38.198444度 東経140.917806度 / 38.198444; 140.917806
宗派 真言宗智山派
本尊 十一面観音
創建年 寛永4年(1627年
別称 中木観音
札所等 仙台三十三観音霊場第31番
落合観音堂の位置(宮城県内)
落合観音堂
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落合観音堂(おちあいかんのんどう)は、宮城県仙台市太白区四郎丸落合にある仏堂。修験道無畏山落合寺(初め大善院)が別当寺であった。現在は真言宗智山派寺院の光西寺(太白区四郎丸渡道)に属する。

仙台三十三観音霊場第31番札所。本尊は円仁(慈覚大師)作との伝承がある十一面観音で、別名は中木観音。境内に三十三大師を祀る大師堂がある。

歴史

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観音堂はかつては袋原村(現在の仙台市太白区袋原)にあり、寛永3年(1626年)に伊達政宗が閖上(現在の宮城県名取市)への途次、観音堂の前を通ると霊験が起ったというので、寛永4年(1627年)に政宗の命を受けた佐々宗綱により当地に茅葺の堂宇が創建され、移転される。修験の大善院に無畏山落合寺の寺号を与えて別当とした。

馬術で藩内で著名な奉行(他藩の家老相当職)の中村日向景貞絵馬を奉納している。

明治時代神仏分離令により無畏山落合寺より分離される。昭和25年(1950年)に光西寺に帰属。現在の建物は昭和26年(1951年)名取川改修[3]に伴い移された[4]

昭和44年(1969年)8月29日に、宮城県の有形文化財(建造物)に指定された[5][4]

平成4年7月7日に、『中村景貞乗馬図絵馬[6]』を始め、『曳馬図絵馬[7]』『宇治川先陣図絵馬[8]』『金銅板押出三重塔絵馬[9]』の4面が仙台市指定有形民俗文化財(絵画)に指定された[10]

脚注

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  1. ^ みやぎ水害記録集(昭和25年8月洪水)”. 宮城県公式ウェブサイト. 宮城県土木部河川課 (2013年12月2日). 2016年5月13日閲覧。
  2. ^ 1.2 河川整備の基本理念” (PDF). 名取川水系河川整備計画. 国土交通省東北地方整備局. p. 3. 2016年5月13日閲覧。
  3. ^ この前年、戦後最大規模の洪水である昭和25年8月洪水があった[1][2]
  4. ^ a b 落合観音堂”. 仙台市の指定・登録文化財. 仙台市. 2016年5月13日閲覧。
  5. ^ 指定文化財|県指定有形文化財|落合観音堂”. 宮城県公式ウェブサイト. 宮城県教育委員会文化財保護課 (2012年9月10日). 2016年5月13日閲覧。
  6. ^ 中村景貞乗馬図絵馬”. 仙台市の指定・登録文化財. 仙台市. 2016年5月13日閲覧。
  7. ^ 曳馬図絵馬”. 仙台市の指定・登録文化財. 仙台市. 2016年5月13日閲覧。
  8. ^ 宇治川先陣図絵馬”. 仙台市の指定・登録文化財. 仙台市. 2016年5月13日閲覧。
  9. ^ 金銅板押出三重塔絵馬”. 仙台市の指定・登録文化財. 仙台市. 2016年5月13日閲覧。
  10. ^ 仙台市の文化財” (PDF). 仙台市の指定・登録文化財. 仙台市. p. 3 (2015年3月1日). 2016年5月13日閲覧。

参考文献

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  • 平凡社地方資料センター編集『宮城県の地名』 第4巻、平凡社日本歴史地名大系〉、1987年7月10日。ISBN 4582490042