落合延高
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落合 延高(おちあい のぶたか、1948年1月 - )は、日本の歴史学者。群馬大学社会情報学部名誉教授。東京都出身。専門は歴史学、上州の近世史[1]。著者名は「落合 延孝」と表記されている。
来歴・人物
[編集]- 1948年1月 - 東京都に生まれる。
- 1970年3月 - 東京学芸大学教育学部、初等教育養成課程卒業
- 1980年8月 - 東京都立大学大学院人文科学研究科博士課程(史学専攻)単位取得満期退学
- 1980年9月 - 群馬大学教養部(歴史学)赴任
- 1993年10月 - 群馬大学社会情報学部(地域社会史)へ転勤
- 2013年3月 - 群馬大学社会情報学部退職
- 2014年 - 放送大学群馬学習センター客員教授[2]
- 2016年4月 - みやま文庫編集幹事[3]
今昔物語集や遠野物語などの民話譚、松本清張・藤沢周平などの大衆文学を好み、学生に古文書にまつわる講義を行っていた。趣味は散歩、カラオケ、読書。
専門分野
[編集]- 地域社会史 - 上州の江戸時代の社会史
- 歴史情報論 - 幕末期の情報留である森村新蔵が記した「享和以来新聞記」を分析[4]
担当講義
[編集]- 「地域社会史」
- 「歴史情報論」
- 「社会情報学ゼミ」
- 「古文書を読む」
- 「歴史学」
- 「地域社会史」
- 「郷土史料を読むA~E」(放送大学)
著書・論文
[編集]著書
[編集]- 「幕藩制国家論の問題点」『現代歴史学の成果と課題 2:前近代の社会と国家』歴史学研究会、1982年
- 『新田文庫資料集1』群馬大学附属図書館、1986年
- 『上里町史 資料編』上里町、1992年
- 「歴史学からみた民俗信仰:狐憑・疫神・疱瘡と岩松氏の除札」『群馬民俗学の軌跡』煥乎堂、1993年
- 『上里町史 通史編』上里町、1996年
- 『猫絵の殿様』吉川弘文館、1996年
- 「フォークロアから運動へ」『民衆運動史 近世から近代へ 3:社会と秩序』2000年
- 「幕末を旅した男」『ものがたり 日本列島に生きた人たち』岩波書店、2000年
- 「解説」『維新変革と民衆』吉川弘文館、2000年
- 『八州廻りと博徒』山川出版社、2002年
- 『幕末民衆の情報世界:風説留が語るもの』有志舎、2007年
- 『東歴研の歩みと歴史学のこれから』第2章「東歴研の思い出」東京歴史科学研究会、2008年
論文
[編集]- 「世直しと村落共同体」『民衆の生活・文化と変革主体』(『歴史学研究』別冊、歴史学研究会、1982年11月)
- 「近世村落における火事・盗みの検断権と神判の機能」(『歴史評論』442号、歴史科学協議会、1987年2月)
- 「幕末維新期の情報収集活動と情報のネットワーク-森村新蔵「享和以来新聞記」を素材に-」(『群馬文化』267号、群馬県地域文化研究協議会、2001年7月)
- ほか
所属学会
[編集]- 歴史科学協議会
- 歴史学研究会
- 日本史研究会
- 地方史研究協議会
- 東京歴史科学研究会
- 関東近世史研究会
- 群馬県地域文化研究協議会
注釈
[編集]- ^ “教員紹介|群馬学習センター”. 放送大学. 2017年8月18日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年8月29日閲覧。
- ^ 放送大学群馬学習センター (2015年9月12日). “群馬学習センター30年のあゆみ” (pdf). 放送大学群馬学習センター. p. 7. 2017年8月17日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年8月29日閲覧。
- ^ 加藤修 (2016年12月10日). “記者報告:郷土研究の出版組織「みやま文庫」”. 朝日新聞デジタル. 朝日新聞社. 2017年5月16日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年8月29日閲覧。
- ^ “群馬大学社会情報学部・教員紹介・情報行動学科・落合延高”. 群馬大学社会情報学部 (2010年8月24日). 2014年3月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年8月29日閲覧。