荒野をひとり
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「荒野をひとり」 | ||||
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橋幸夫 の シングル | ||||
B面 | 母 | |||
リリース | ||||
ジャンル | 歌謡曲 | |||
時間 | ||||
レーベル | リバスター(RVSI-0003) | |||
作詞・作曲 |
いではく(作詞) 遠藤実(作曲) | |||
橋幸夫 シングル 年表 | ||||
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『荒野をひとり』は、1990年3月21日に リバスターより発売された橋幸夫の160枚目のシングルである(RVSI-0003)[1]。シングルカセット形式でのみ発売されている。
概要
[編集]- 作詞はいではく、作曲は遠藤実。
- 楽曲がリリースされた1990年は、橋のデビュー30周年の記念の年となっており、本楽曲も30周年記念企画の一環で制作された。このため橋の最初の恩師にあたる遠藤実に楽曲作成を依頼し、制作された。遠藤と橋は、橋が吉田正門下に移ってからも交流が続いており[2]、遠藤がレコード会社の専属契約からフリーになると、ビクター時代の橋に、「浅草人情」などのシングル曲を提供し、橋がリバスターに移籍した後も、橋の25周年記念アルバムなどで共演していた[3]が、シングルでの共演はなく、移籍後の初共演のシングルとなっている。
- 作詞のいではくは、元遠藤の秘書をしており、遠藤と組んで「北国の春」(歌唱:千昌夫)を大ヒットさせた実績があるが[4]、橋とは初めての共演である。
- 30周年企画曲であり、同じく記念企画のアルバム『翔(はばたく)』の「歌謡組曲 家族(音楽監督/遠藤実)」のメインの楽曲となっている[5]。この組曲には、いではく作詞の「息子が10年たったなら」が収録されている。橋といではくの共演は、本楽曲とあわせてこの2作のみである。
- c/wの「母」は、橋夫人の橋凡子が、愛なみのペンネームで作詞したもので、作曲は遠藤実である。橋凡子の作詞は、これまで一部を除いて橋自身が作曲するのが通例であったが、今回は30周年記念で、恩師遠藤が作曲している。
収録曲
[編集]収録アルバム
[編集]- 『翔(はばたく)』(1990年4月21日)RVCI-00001
- 『ベスト・シングルコレクション』(1990年12月15日)RVCI-00003
- 『遠藤実 流行歌物語 CD全12巻』の12巻(OCD-69012)に、橋に提供した楽曲のうち主な5曲が収録されており、その中に本楽曲ならびにB面の「母」も収録されている。
出典
[編集]- ^ 「シングルレコード・ディスコグラフィティ」橋幸夫・小野善太郎共著『橋幸夫歌謡魂』ISBN 4-948735-16-7 ワイズ出版(東京)1993/6 168-209頁参照
- ^ 橋幸夫著『シオクルカサ(潮来笠)の不思議な世界:エピソードで綴る波乱の歌手伝説』ISBN 978-4-87969-106-4 日刊現代(東京)2007/4 202-203頁
- ^ 橋幸夫・小野善太郎共著『橋幸夫歌謡魂』前掲 254頁参照
- ^ 遠藤実『涙の川を渉るとき-遠藤実自伝』日本経済新聞社(東京)ISBN 978-4-532-16584-0、2007/2 212-213頁
- ^ 橋幸夫・小野善太郎共著『橋幸夫歌謡魂』前掲 258頁参照