荒野のナポレオン
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作者 | マックス・エルンスト |
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製作年 | 1941 |
寸法 | 46.3 cm × 38.1 cm (18.2 in × 15.0 in) |
所蔵 | アメリカ合衆国 ニューヨーク近代美術館、ニューヨーク |
『荒野のナポレオン』(こうやのナポレオン、英語: Napoleon in the Wilderness)は、シュルレアリストのマックス・エルンストによって1941年に描かれた絵画。
解説
[編集]エルンストは、ジャーナリストのヴァリアン・フライらの尽力により、スペイン経由でニューヨークへ脱出した。本作はその短期間に制作されたものである。
画像外部リンク | |
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Napoleon in the Wilderness - WikiArt.org | |
荒野のナポレオン(英語版ウィキペディア) |
ニューヨーク近代美術館のコレクションに所蔵されている[1]。奥にはナポレオン、前の人物は、当時のエルンストのパートナーであった画家レオノーラ・キャリントンが描かれている[2]。
レオノーラは手にサクソフォンのようなものを持ち、下半身がやや見えている。ナポレオンは茶色く、まるで全身が木材で作られたかのように見える。
彼の代表作の1つであり、サルバドール・ダリの作品などとよく比較される。
使用
[編集]横浜美術館では、「マックス・エルンスト フィギュア × スケープ」展(2012年)にてこの作品のレプリカも飾られた。
脚注
[編集]- ^ "Napoleon in the Wilderness", Museum of Modern Art
- ^ Lusty, Natalya (2007). Surrealism, Feminism, Psychoanalysis. Ashgate. p. 65. ISBN 9780754653363