草千里ヶ浜
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草千里ヶ浜(くさせんりがはま)または草千里(くさせんり)は、熊本県阿蘇市、阿蘇郡南阿蘇村にある面積78万5,000㎡の草原地帯。阿蘇を代表する観光地にもなっている。
2013年3月に、国の名勝天然記念物(米塚及び草千里ヶ浜)に指定されており、その指定面積は125万8,508㎡ある[1]。
活火山としての阿蘇山とは対照的に、広々と草原に覆われた草千里ヶ浜は、標高1,140m、直径約1kmの広く浅い二重の火口跡(約3万年前にデイサイト質の軽石の噴出によって形成)には、中央の小高い丘を挟んでほぼ東西に対する窪地が存在し、雨水が溜まると池になり、放牧された牛や馬の水飲み場にもなっている。
阿蘇山の風致景観は、近代の詩歌の源泉にもなっており、三好達治の詩集「艸千里(くさせんり)」や「大阿蘇」の詩、中村憲吉、吉井勇の短歌でも詠われている[1]。
米塚及び草千里ヶ浜の草原地帯の景観は、長い間、人々が野焼き又は放牧を行うことにより維持管理されている[1]。
草千里ヶ浜
[編集]- ギャラリー
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展望台から草千里を望む
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米塚(こめづか)
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放牧された牛や馬と池
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遊歩道
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遊歩道と放牧された牛
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牛舎