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若葉ステークス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
若葉賞から転送)
若葉ステークス
(皐月賞トライアル)
2015年若葉ステークス
開催国 日本の旗 日本
主催者 日本中央競馬会
競馬場 阪神競馬場
2024年の情報
距離 芝2000m
格付け L
賞金 1着賞金2000万円[1]
出走条件 サラ系3歳(国際)(指定)[1]
負担重量 馬齢(牡・せん57kg、牝55kg)[1]
出典 [1]
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若葉ステークス(わかばステークス)は、日本中央競馬会(JRA)が阪神競馬場で施行する中央競馬の特別競走である。

概要

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2着までに入着した馬に皐月賞の優先出走権が与えられる[2]

1985年中山競馬場の4歳(現3歳)の別定の芝2200mのオープン特別競走、若葉賞として施行されたのが始まり。[要出典]

その後1988年のみ中山競馬場の改修工事により東京競馬場の芝2200mで施行、1989年に現在の若葉ステークスに改称された。[要出典]

1991年には皐月賞指定オープンに指定される同時に、負担重量を定量に変更、上位2着に入賞した競走馬皐月賞の優先出走権が与えられるようになり、1995年には皐月賞トライアルになり、更に指定競走に指定、地方所属の競走馬も出走可能になった。[要出典]

2000年からは施行場を現在の阪神競馬場に変更、2003年から負担重量を馬齢に変更した。[要出典]

クラシック競走である皐月賞の関西圏で唯一のトライアルレースで、クラシック戦線を標準に調整されてきた主に栗東所属の有力馬が出走する。

競走条件

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以下の内容は、2024年現在[1][3][4]のもの。

出走資格:サラ系3歳

  • JRA所属馬
  • 地方競馬所属馬(2頭まで)
  • 外国調教馬

負担重量:馬齢重量(牡・せん57kg、牝55kg)

賞金

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2021年の1着賞金は2000万円で、以下2着800万円、3着500万円、4着300万円、5着200万円[1]

歴史

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  • 1985年 - 中山競馬場の4歳(現3歳)の別定の芝2200mのオープン特別競走、若葉賞として施行。
  • 1989年 - 名称を若葉ステークスに変更。
  • 1991年
    • 皐月賞指定オープンとなる。
    • 負担重量を定量に変更。
    • 施行距離を芝2000mに変更。
  • 1995年
    • 皐月賞トライアルに指定。
    • 指定交流競走に指定され、地方馬は2頭まで出走可能となる。
  • 2000年 - 施行場を阪神競馬場の芝2000mに変更。
  • 2001年 - 馬齢表示の国際基準への変更に伴い、出走資格が「4歳」から「3歳」に変更。
  • 2003年 - 負担重量を馬齢に変更。
  • 2011年 - 「東北関東大震災被災地支援競馬」として実施。
  • 2013年 - 混合競走に指定。
  • 2019年 - 国際競走及びリステッド競走に指定される[5]
  • 2020年 - COVID-19の流行により「無観客競馬」として開催[6]

歴代優勝馬

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優勝馬の馬齢は、2000年以前も現行表記に揃えている。

施行日 競馬場 距離 優勝馬 性齢 タイム 優勝騎手 管理調教師 馬主
1985年3月30日 中山 芝2200m シリウスシンボリ 牡3 2:16.2 岡部幸雄 二本柳俊夫 和田共弘
1986年3月29日 中山 芝2200m ベルベットグローブ 牡3 2:18.6 郷原洋行 大久保房松 栗林英雄
1987年4月4日 中山 芝2200m メグロアサヒ 牡3 2:17.3 小島太 境勝太郎 門脇登
1988年4月2日 東京 芝2200m クリノテイオー 牡3 2:18.0 安田富男 松山康久 栗山博
1989年4月1日 中山 芝2200m プレジャーヒル 牝3 2:17.7 蛯名正義 矢野照正 (有)谷田牧場
1990年3月31日 中山 芝2200m ハシノケンシロウ 牡3 2:17.0 大塚栄三郎 八木沢勝美 橋本充
1991年3月17日 中山 芝2000m トウカイテイオー 牡3 2:03.6 安田隆行 松元省一 内村正則
1992年3月22日 中山 芝2000m セキテイリュウオー 牡3 2:05.1 田中勝春 藤原敏文 (株)新元観光
1993年3月20日 中山 芝2000m ビワハヤヒデ 牡3 2:00.9 岡部幸雄 浜田光正 (有)ビワ
1994年3月19日 中山 芝2000m オフサイドトラップ 牡3 2:02.7 安田富男 加藤修甫 渡邊隆
1995年3月18日 中山 芝2000m ジェニュイン 牡3 2:08.1 田中勝春 松山康久 (有)社台レースホース
1996年3月17日 中山 芝2000m ミナモトマリノス 牡3 2:03.4 田中勝春 浅野洋一郎 佐藤清
1997年3月22日 中山 芝2000m シルクライトニング 牡3 2:03.9 安田富男 大和田稔 (有)シルク
1998年3月28日 中山 芝2000m グリーンプレゼンス 牡3 2:02.8 河内洋 音無秀孝 (株)グリーンファーム
1999年3月27日 中山 芝2000m マイネルプラチナム 牡3 2:06.7 木幡初広 矢野進 (株)サラブレッドクラブ・ラフィアン
2000年3月18日 阪神 芝2000m クリノキングオー 牡3 2:02.4 幸英明 谷潔 栗本博晴
2001年3月17日 阪神 芝2000m ダイイチダンヒル 牡3 2:01.4 武豊 伊藤雄二 辻本春雄
2002年3月16日 阪神 芝2000m シゲルゴッドハンド 牡3 2:01.5 松永幹夫 坪憲章 森中蕃
2003年3月22日 阪神 芝2000m アドマイヤグルーヴ 牝3 2:03.1 武豊 橋田満 近藤利一
2004年3月20日 阪神 芝2000m ハーツクライ 牡3 2:00.2 安藤勝己 橋口弘次郎 (有)社台レースホース
2005年3月19日 阪神 芝2000m アドマイヤフジ 牡3 2:00.3 武豊 橋田満 近藤利一
2006年3月18日 阪神 芝2000m フサイチジャンク 牡3 2:03.3 武豊 池江泰寿 関口房朗
2007年3月17日 阪神 芝2000m ヴィクトリー 牡3 2:01.2 岩田康誠 音無秀孝 近藤英子
2008年3月22日 阪神 芝2000m ノットアローン 牡3 2:01.6 藤岡佑介 橋口弘次郎 金子真人ホールディングス(株)
2009年3月21日 阪神 芝2000m ベストメンバー 牡3 2:02.1 四位洋文 宮本博 前田晋二
2010年3月20日 阪神 芝2000m ペルーサ 牡3 1:59.9 安藤勝己 藤沢和雄 山本英俊
2011年3月20日 阪神 芝2000m ダノンミル 牡3 1:59.1 浜中俊 藤原英昭 (株)ダノックス
2012年3月17日 阪神 芝2000m ワールドエース 牡3 2:04.4 福永祐一 池江泰寿 (有)サンデーレーシング
2013年3月16日 阪神 芝2000m レッドルーラー 牡3 2:00.7 川田将雅 松田博資 (株)東京ホースレーシング
2014年3月22日 阪神 芝2000m アドマイヤデウス 牡3 2:01.4 岩田康誠 橋田満 近藤利一
2015年3月21日 阪神 芝2000m レッドソロモン 牡3 2:03.0 A.シュタルケ 庄野靖志 (株)東京ホースレーシング
2016年3月19日 阪神 芝2000m アドマイヤダイオウ 牡3 2:02.2 M.デムーロ 橋田満 近藤利一
2017年3月18日 阪神 芝2000m アダムバローズ 牡3 2:00.3 池添謙一 角田晃一 猪熊広次
2018年3月17日 阪神 芝2000m アイトーン 牡3 2:00.0 国分恭介 五十嵐忠男 深見富朗
2019年3月16日 阪神 芝2000m ヴェロックス 牡3 2:02.1 川田将雅 中内田充正 金子真人ホールディングス(株)
2020年3月21日 阪神 芝2000m アドマイヤビルゴ 牡3 1:58.6 武豊 友道康夫 近藤旬子
2021年3月20日 阪神 芝2000m アドマイヤハダル 牡3 1:59.5 松山弘平 大久保龍志 近藤旬子
2022年3月19日 阪神 芝2000m デシエルト 牡3 2:00.2 岩田康誠 安田隆行 (株)ラ・メール
2023年3月18日 阪神 芝2000m ショウナンバシット 牡3 2:02.7 川田将雅 須貝尚介 国本哲秀
2024年3月16日 阪神 芝2000m ミスタージーティー 牡3 1:59.7 藤岡佑介 矢作芳人 田畑利彦

脚注・出典

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注釈

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出典

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  1. ^ a b c d e f 令和3年第1回阪神競馬番組(第7~12日)” (PDF). 日本中央競馬会. 2021年3月24日閲覧。
  2. ^ 2021年度第1回阪神競馬特別レース名解説” (PDF). 日本中央競馬会. p. 6. 2021年3月24日閲覧。
  3. ^ 令和3年度リステッド競走一覧” (PDF). 日本中央競馬会. 2021年3月24日閲覧。
  4. ^ [地]が出走できるGI競走とそのステップ競走について【令和3年度】” (PDF). 日本中央競馬会. 2021年3月24日閲覧。
  5. ^ 2019年度リステッド競走一覧” (PDF). 日本中央競馬会. 2021年3月24日閲覧。
  6. ^ 3月20日(祝日・金曜)、21日(土曜)、22日(日曜)の中央競馬の開催等について”. 日本中央競馬会 (2020年3月18日). 2021年3月24日閲覧。

各回競走結果の出典

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