〜海の京都〜舞鶴赤れんがエクスプレス号
〜海の京都〜舞鶴赤れんがエクスプレス号(うみのきょうと まいづるあかれんがえくすぷれすごう)は、京都市と舞鶴市を結ぶ高速バスである。
全ての座席が指定のため、乗車には事前の予約が必要。
概要
[編集]当路線の前身は、京都府の府都・京都市と京都府北部の中心都市・舞鶴市を結んでいた定期高速路線(京都 - 舞鶴線)で、席は全便座席定員制であった。旧京都交通・舞鶴支社時代は、国道本線の一員として扱われており、種別も下から快速・特急(末期にはスーパー特急も加わる)の3本立て構成で、運行経路も複雑であった。
2012年12月20日からは、若狭地方の中心都市である小浜市と京都市を結ぶ観光・ビジネスの需要を見込み、京都 - 舞鶴線の一部を小浜駅まで延長。同時に西日本ジェイアールバスが参入、座席指定予約制となり「若狭舞鶴エクスプレス京都号」の愛称が付けられた[1][2]。
その後2018年4月1日より小浜駅発着を廃止したため、愛称を「〜海の京都〜舞鶴赤れんがエクスプレス号」に変更した。
2020年11月30日をもって西日本ジェイアールバスが撤退。京都交通の単独運行となり、1日5往復へ減便[3]。
運行会社
[編集]- 京都交通(舞鶴営業所)
- 5往復を担当している。
- 過去に運行していた事業者
- 西日本ジェイアールバス(京都営業所)
- 2往復を担当していた。
- 同社は参入前から、京都での発券・運行支援業務を担当していた。
停車停留所
[編集]- ●…停車(乗降とも可。但し舞鶴市内のみの利用は不可)
- ▼…下りは乗車のみ、上りは降車のみの扱い
- ▲…上りは乗車のみ、下りは降車のみの扱い
- ‖…不経由
停車停留所名 | 停留所所在地 | 舞鶴系統 | 備考 | |
---|---|---|---|---|
京都駅烏丸口 | 京都府 | 京都市下京区 | ▼ | JR2番乗り場に停車 |
西舞鶴駅前 | 舞鶴市 | ▲ | ||
中舞鶴 | ▲ | |||
東舞鶴駅前 | ▲ | |||
舞鶴営業所 | ▲ |
運行経路
[編集]2015年7月に京都縦貫自動車道が全通。それ以前は、未開通区間はいったん降りて一般道に降りる経路をとっていた。
2018年4月に廃止となった舞鶴 - 小浜間のルートは以下のとおりであった。 舞鶴市内 - 舞鶴東IC - 舞鶴若狭自動車道 - 小浜IC - 小浜市内
運行回数
[編集]- 昼行便1日5往復
歴史
[編集]- 2005年(平成17年)4月1日:阪急桂バス停、四条河原町バス停行を廃止。全便が京都駅前発着となる[4]。
- 2006年(平成18年)3月21日:1日5往復より1日4往復に減便。
- 2007年(平成19年)9月1日:京都線回数券の綴り枚数が従来の4枚綴りが6枚綴りに変更され、購入日より6ヶ月の有効期限が設定された[5]。
- 2008年(平成20年)10月21日:綾部安国寺IC - 京丹波わちIC間を国道27号経由から京都縦貫自動車道経由に変更し、途中の綾部大橋バス停を廃止。舞鶴市内間のみでの乗降はできなくなった。また、京都線回数券の割引率が変更された[6]。
- 2012年(平成24年)12月20日:小浜駅に路線延長。1日6往復に増便(うち小浜系統4往復)、西日本ジェイアールバスが参入。予約制となり、「若狭舞鶴エクスプレス京都号」の愛称が付けられる。京都線回数券は発売終了された[1][2]。
- 2015年(平成27年)7月25日:1日7往復(うち小浜系統3往復)に増便。京都縦貫自動車道全線開通により、所要時間を短縮[7]。
- 2018年(平成30年)4月1日:小浜駅発着を廃止し、元の舞鶴発着に変更。これにより愛称を「〜海の京都〜舞鶴赤れんがエクスプレス号」に改称[8][9][10][11]。
- 2020年(令和2年)12月1日:西日本ジェイアールバスが撤退。京都交通の単独運行となり、1日5往復に減便[3]。
車内設備
[編集]原則としてリクライニングシート(3列シート)のハイデッカー車両で運行される。西日本ジェイアールバス担当便のうち1号・10号は3列シートの2階建てバス(三菱ふそう・エアロキング)での運行となっていたが、2017年3月をもって、2階建てバスによる運行は終了した。
脚注
[編集]- ^ a b “京都~舞鶴・小浜間高速バス「若狭舞鶴エクスプレス京都号」運行開始!!”. 京都交通 (2012年12月17日). 2013年1月20日時点のオリジナルよりアーカイブ。2013年1月20日閲覧。
- ^ a b “京都交通配布チラシ訂正版”. 京都交通. 2013年1月20日時点のオリジナルよりアーカイブ。2013年1月20日閲覧。
- ^ a b 『12月ダイヤ改正について』(プレスリリース)西日本ジェイアールバス、2020年10月27日。オリジナルの2020年11月4日時点におけるアーカイブ 。2020年11月1日閲覧。
- ^ “路線廃止のお知らせ”. 京都交通. 2005年4月7日時点のオリジナルよりアーカイブ。2005年4月7日閲覧。
- ^ “舞鶴⇔京都線回数券についてお知らせ”. 京都交通 (2007年8月1日). 2012年10月12日時点のオリジナルよりアーカイブ。2012年10月12日閲覧。
- ^ “舞鶴⇔京都線の運行ルートを10月21日より変更いたします。”. 京都交通 (2008年10月1日). 2012年10月12日時点のオリジナルよりアーカイブ。2012年10月12日閲覧。
- ^ “ダイヤ改正のお知らせ<京都-舞鶴・小浜>”. 西日本ジェイアールバス (2015年6月24日). 2016年3月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年3月4日閲覧。
- ^ “JR高速バス ダイヤ改正 京都駅~舞鶴エリアを結ぶ「~海の京都~舞鶴赤れんがエクスプレス号」を4月1日から運行開始いたします。”. 西日本ジェイアールバス (2018年2月27日). 2018年2月27日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年2月27日閲覧。
- ^ JR高速バス ダイヤ改正 京都駅~舞鶴エリアを結ぶ「~海の京都~舞鶴赤れんがエクスプレス号」を4月1日から運行開始いたします。 - 西日本ジェイアールバス公式ホームページ。2018年2月27日発信、同年4月17日閲覧。
- ^ 高速バス 小浜・舞鶴~京都駅 若狭舞鶴エクスプレス京都号 - 京都交通公式ホームページ。2018年4月17日閲覧。
- ^ 高速バス 舞鶴~京都駅 ~海の京都~舞鶴赤れんがエクスプレス号 - 京都交通公式ホームページ。2018年4月17日閲覧。