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若松豪

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

若松 豪(わかまつ ごう、1972年2月15日[1][2] - )は、日本のテレビドラマプロデューサー

北海道小樽市出身[3]北海道小樽潮陵高等学校京都大学[1]

来歴・人物

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1996年東映に入社[1][2]。翌年の1997年土曜ワイド劇場でプロデューサー補を担当。その後、スーパー戦隊シリーズ電磁戦隊メガレンジャー』の第26話よりプロデューサー補を務め、番組公式サイトの文責やサブタイトルの考案を担当した[4][1]。続く『星獣戦隊ギンガマン』でもプロデュース業に従事したあとは戦隊シリーズを離れ、『はみだし刑事情熱系』や東映京都の数々の番組のプロデュースを手掛けた[2]

2010年のスーパー戦隊シリーズ『天装戦隊ゴセイジャー』で日笠淳と共にチーフプロデューサーを担当[2]。12年ぶりのスーパー戦隊シリーズ及び東映特撮ヒーロー作品の復帰となる[2]。また、epic32(第32話)で日笠が降板して以降は単独でチーフプロデューサーを務めた。これについて日笠は、当初は自身にプロデューサーのオファーがあったが、『ゴーオンジャー』で最後だと思っていたこともあり若い人を起用すべきだと進言し、若松に決定権を委ね日笠がそれをフォローするという体制であったことを証言している[5]

2012年スタートの『特命戦隊ゴーバスターズ』ではサブプロデューサーを務めていたが、Mission14(第14話)で降板。

エピソード

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  • スーパー戦隊シリーズの参加当初は、撮影現場の雰囲気にひたすら圧巻され、また長石多可男田﨑竜太ら監督陣の躍動感と知性に溢れる演出に魅了されたという[6]
  • 『ゴセイジャー』では、天使という戦隊シリーズ初のモチーフを起用。これに関しては「歴史の長い戦隊史上、今まであえて取り上げられなかったモチーフを何とか料理しようと思った」とのことであり、「一人前の天使なら、無敵になってしまうから万能な存在にはしたくはなかった。」ということでメンバーをあえて見習いという設定にした[7]。また、未完成な存在としないと1年間のドラマが持たないからともしている[5]。味方が天使なのに対して敵を悪魔にしなかったことについては「『天使VS悪魔』の構図にするのは、番組の幅を狭めるし特定の宗教色が強くなってしまう。人類の敵は想像以上に色々いるからどんなレベルの敵が現れても、地球を護る存在として対処できる、というスケールを彼らに持たせた」とコメントしている[2][5]
  • 『ゴセイジャー』では番組の東映公式サイトにて、大森敬仁との対談コーナー「アウトブレイク・俺イックパワー」、『ゴーバスターズ』では「豪バスターズのGB日記」というコーナーを設けていたが、Mission12の紹介よりコーナーは終了した。

主な作品

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テレビドラマ

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映画

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オリジナルビデオ

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その他

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脚注

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  1. ^ a b c d 「Special Interview MainStaff & SuitsActor 若松豪」『星獣戦隊ギンガマン アースの戦士たち SPECIAL PHOTO BOOK』発行:メディアワークス 発売:主婦の友社〈Dセレクション〉、1999年2月5日、81頁。ISBN 4-07-311071-3 
  2. ^ a b c d e f 「インタビュー 若松豪」『宇宙船』Vol.128、ホビージャパン、2010年4月、94 - 95頁、ISBN 978-4798600277 
  3. ^ 若松豪. “こぼれ話 #41 寅さん故郷へ帰る”. 東映. 2010年10月26日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年1月25日閲覧。
  4. ^ 若松豪. “電磁戦隊メガレンジャー 第26話”. 東映. 2011年9月8日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年1月25日閲覧。
  5. ^ a b c 「INTERVIEW ゴセイジャーの真実 日笠淳 若松豪」『スーパー戦隊 Official Mook 21世紀 vol.10 天装戦隊ゴセイジャー講談社〈講談社シリーズMOOK〉、2017年9月25日、5頁。ISBN 978-4-06-509514-0 
  6. ^ 若松豪・日笠淳(文責). “スーパー戦隊VSシリーズ劇場 BATTLE-8 星獣戦隊ギンガマンVSメガレンジャー”. 東映. 2015年5月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年1月25日閲覧。
  7. ^ 「月刊TV Taro」2010年5月号[要ページ番号]
  8. ^ 大奥(再),フジテレビ

外部リンク

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