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若松正俊

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

若松 正俊(わかまつ まさとし、1955年または1956年[1] - )は、日本地方公務員山形県副知事山形県住宅供給公社理事長山形県道路公社理事長、山形県スポーツ振興21世紀協会理事長を務めた。

人物・経歴

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山形県西村山郡大江町りんご農家に生まれ、山形県立寒河江高等学校を経て[2]山形大学理学部卒業後、1979年山形県入庁。農政企画課長や、農林水産部長等を経て、2016年企業管理者。2017年から細谷知行の後任として副知事を務め[3][4][5]山形県住宅供給公社理事長[6]、公益社団法人山形県スポーツ振興21世紀協会理事長[7]、公益財団法人やまがた農業支援センター理事長、山形県土地開発公社理事長、山形県道路公社理事長なども兼務した[8]

県は2021年2月の県議会定例会に若松の副知事再任の人事案を提出したが、自由民主党が「市町村との連携不足」などを理由に難色を示し、県は24日に人事案を撤回した[9][10]。県は3月9日に若松再任の人事案を再提出したが、自由民主党と公明党が反対し、反対多数で否決され、若松は同月10日付で副知事を退任した(副知事ポストはその後空席となっていたが、県議会9月定例会で後任人事案への同意がされ、10月28日付で平山雅之が副知事に就任した[11]。)[9][12]。11日付で県は若松を非常勤の特別職として、コロナ克服・経済再生特命補佐に任命した[13]。2022年3月31日付で特命補佐を退任した[14]

不祥事

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2021年6月、同年1月に行われた山形県知事選挙に際し、県内の複数の首長に県事業などを引き合いに、現職の吉村美栄子の対立候補への支持をやめるよう働き掛けたとして山形県警から事情聴取を受けた[1]

脚注

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  1. ^ a b “若松前副知事を任意聴取 知事選巡り、首長に働き掛けか”. 山形新聞. (2021年6月15日). https://www.yamagata-np.jp/news/202106/15/kj_2021061500440.php 2021年6月16日閲覧。 
  2. ^ 『やまがたグローカルの時代に向けて』山形県副知事 若松 正俊 さん 山形ロータリークラブ
  3. ^ 「人事 県 企業管理者に若松氏 /山形」 毎日新聞2016年3月19日
  4. ^ 「県議会開会 知事「財源不足で厳しい」 17年度当初予算案など提出 /山形」 毎日新聞2017年2月21日
  5. ^ 「山形副知事に若松氏起用へ」 2017.2.16 9:45 河北新報
  6. ^ 「山形県すまい・まちづくり公社について」 山形県すまい・まちづくり公社
  7. ^ 公益社団法人山形県スポーツ振興21協会新理事長の就任について 公益社団法人山形県スポーツ振興21協会
  8. ^ 「■公社等見直し計画の概要」 山形県
  9. ^ a b “「余人をもって代えがたい」副知事の続投人事案、再提出しても県議会が否決”. 読売新聞. (2021年3月11日). https://www.yomiuri.co.jp/national/20210309-OYT1T50296/ 2024年5月5日閲覧。 
  10. ^ “山形県、副知事の再任案撤回 自民反対で見通し立たず”. 朝日新聞. (2021年2月25日). https://www.asahi.com/sp/articles/ASP2S6SR9P2SUZHB00R.html 2024年5月5日閲覧。 
  11. ^ “副知事に平山雅之氏が就任 「全力で取り組みたい」”. 朝日新聞. (2021年10月29日). https://www.asahi.com/sp/articles/ASPBX6RP2PBXUZHB002.html 2024年5月5日閲覧。 
  12. ^ 山形県議会で初 再提出の副知事再任案否決、11日から空席に 河北新報 2021年3月10日
  13. ^ “人事案否決の前副知事、特命補佐に任命 山形県”. 日本経済新聞. (2021年3月12日). https://www.nikkei.com/article/DGXZQOFB1279K0S1A310C2000000/ 2024年5月5日閲覧。 
  14. ^ "県、「特命補佐」を廃止 非常勤特別職ポストを新設". 山形新聞. 山形新聞社. 2022年4月1日. 2022年11月6日閲覧
先代
細谷知行
山形県副知事
2017年 - 2021年
次代
平山雅之