コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

芳賀啓

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

芳賀 啓(はが ひらく、1949年4月3日 - )は、出版社主および地図研究家、エッセイスト宮城県仙台市出身。

略歴

[編集]

1949年仙台市南小泉(現・若林区)生まれ。早稲田大学第一法学部中退。

元・柏書房代表取締役。現・之潮(コレジオ)代表。

2015年より2019年まで、東京経済大学コミュニケーション学部客員教授。

日本国際地図学会評議員、日本文藝家協会会員。

東京古地図地誌の研究者として知られ、NHK美の壺』やテレビ朝日タモリ倶楽部』などテレビ番組に出演。財団法人日本地図センター発行の月刊誌『地図中心』に「江戸東京水際遡行」ほかを執筆、連載中。俳号の「澤青崖」は、「亡き父の歯刷子一つ捨てにゆき断崖の青しばらく見つむ」(寺山修司)に拠る。

主要業績

[編集]

書籍

[編集]
  • 『地図のテオロギア』柏書房 1999年(非売品)
  • 『短詩計畫 身體地圖』深夜叢書社 2000年
  • 『地図・場所・記憶』けやき出版 2010年
  • 『デジタル鳥瞰 江戸の崖 東京の崖』講談社 2012年
  • 『古地図で読み解く 江戸東京地形の謎』二見書房 2013年

著作

[編集]
  • 「江戸東京水際遡行」(『地図中心』通号412-420、422、424-430) 日本地図センター
  • 「水をあけておくこと -遺産としての日本橋・川」(『地図中心』421) 日本地図センター
  • 「明暦大火の前と後 -〈江戸初期〉の残照」(『地図中心』447) 日本地図センター
  • 「啄木の地形図風景」(『地図中心』461) 日本地図センター
  • 「『田園都市』にみる土地の記憶」(『地図中心』462) 日本地図センター
  • 地図と古地図の狭間       『地図』49-2、2011年
  • 井上ひさし氏にみる作家の方法 ―地図・年表・名鑑        『地図』49-1、2011年
  • 啄木の地形図風景        『地図中心』2011年2月
  • 崖線考 1   『地図中心』2012年3月
  • 崖線考 2   『地図中心』2012年4月
  • 峠と分水界   『地図中心』2012年6月
  • 竪の坂横の坂  『地図中心』2012年8月
  • 江戸城内鎌倉道 『東京人』2013年8月
  • 道の権力論   『東京人』2013年8月
  • びゃく考    『地図中心』2013年12月
  • 伊豆大島のびゃく        『地図中心』2014年1月
  • 地図の水際 ―地図・石ころ・山 『地図中心』2014年3月
  • 地図の水際 ―「バブル期」の1万分の1地形図  『地図中心』2014年4月
  • 中世江戸の「聖」と「俗」    『地図中心』2014年6月
  • 長浜千軒    『地図中心』2015年2月
  • 「幻の水辺」を求めて      『散歩の達人』2015年4月
  • 古東海道尾根道散歩       『散歩の達人』2015年9月
  • 江戸の大名庭園 『地図情報』36-4、2016年
  • 古地図をつかって推理と仮説   『文京道中 史跡探訪』2018年10月
  • ハザードマップはどうやってつくられるのか    『地図情報』39-1、2019年
  • 「授業の試みについて」東京経済大学『人文自然科学論集』第144号、2019年