芳賀啓
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芳賀 啓(はが ひらく、1949年4月3日 - )は、出版社主および地図研究家、エッセイスト。宮城県仙台市出身。
略歴
[編集]1949年、仙台市南小泉(現・若林区)生まれ。早稲田大学第一法学部中退。
元・柏書房代表取締役。現・之潮(コレジオ)代表。
2015年より2019年まで、東京経済大学コミュニケーション学部客員教授。
日本国際地図学会評議員、日本文藝家協会会員。
東京の古地図や地誌の研究者として知られ、NHK『美の壺』やテレビ朝日『タモリ倶楽部』などテレビ番組に出演。財団法人日本地図センター発行の月刊誌『地図中心』に「江戸東京水際遡行」ほかを執筆、連載中。俳号の「澤青崖」は、「亡き父の歯刷子一つ捨てにゆき断崖の青しばらく見つむ」(寺山修司)に拠る。
主要業績
[編集]書籍
[編集]- 『地図のテオロギア』柏書房 1999年(非売品)
- 『短詩計畫 身體地圖』深夜叢書社 2000年
- 『地図・場所・記憶』けやき出版 2010年
- 『デジタル鳥瞰 江戸の崖 東京の崖』講談社 2012年
- 『古地図で読み解く 江戸東京地形の謎』二見書房 2013年
著作
[編集]- 「江戸東京水際遡行」(『地図中心』通号412-420、422、424-430) 日本地図センター
- 「水をあけておくこと -遺産としての日本橋・川」(『地図中心』421) 日本地図センター
- 「明暦大火の前と後 -〈江戸初期〉の残照」(『地図中心』447) 日本地図センター
- 「啄木の地形図風景」(『地図中心』461) 日本地図センター
- 「『田園都市』にみる土地の記憶」(『地図中心』462) 日本地図センター
- 地図と古地図の狭間 『地図』49-2、2011年
- 井上ひさし氏にみる作家の方法 ―地図・年表・名鑑 『地図』49-1、2011年
- 啄木の地形図風景 『地図中心』2011年2月
- 崖線考 1 『地図中心』2012年3月
- 崖線考 2 『地図中心』2012年4月
- 峠と分水界 『地図中心』2012年6月
- 竪の坂横の坂 『地図中心』2012年8月
- 江戸城内鎌倉道 『東京人』2013年8月
- 道の権力論 『東京人』2013年8月
- びゃく考 『地図中心』2013年12月
- 伊豆大島のびゃく 『地図中心』2014年1月
- 地図の水際 ―地図・石ころ・山 『地図中心』2014年3月
- 地図の水際 ―「バブル期」の1万分の1地形図 『地図中心』2014年4月
- 中世江戸の「聖」と「俗」 『地図中心』2014年6月
- 長浜千軒 『地図中心』2015年2月
- 「幻の水辺」を求めて 『散歩の達人』2015年4月
- 古東海道尾根道散歩 『散歩の達人』2015年9月
- 江戸の大名庭園 『地図情報』36-4、2016年
- 古地図をつかって推理と仮説 『文京道中 史跡探訪』2018年10月
- ハザードマップはどうやってつくられるのか 『地図情報』39-1、2019年
- 「授業の試みについて」東京経済大学『人文自然科学論集』第144号、2019年