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花托

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
3種類のタイプの花における子房(赤色)と花托(灰色) の関係: (I)子房上位, (II)子房周位, (III)子房下位

花托(かたく、: Receptacle)、花床(かしょう[1])は、植物の器官である。

被子植物

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花托は、被子植物においてが厚くなった、そこからが育つ部分である。ナシ状果イチゴ等の偽果では、花托は果物の可食部に育つ。

キイチゴ属の果実は、円錐形の花托の頂上についた小核果の集合体である。ラズベリーを摘むと花托は果実から離れるが、ブラックベリーでは果実についたままとなる[2]

また、イチゴイチジクの食用部分は花托が発達して出来たものである[1]

藻類

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Receptacles at the end of Fucus branches
Receptacles at the end of Fucus branches

英語のReceptacleという言葉は、藻類、特にヒバマタ目英語版褐藻における分枝の末端の構造で、生殖器巣 (Conceptacle) と呼ばれる生殖器官を含む特別な組織のことも表す[3]

脚注

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  1. ^ a b 日本国語大辞典,世界大百科事典内言及, ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典,デジタル大辞泉,大辞林 第三版,日本大百科全書(ニッポニカ),精選版. “花托とは”. コトバンク. 2020年10月3日閲覧。
  2. ^ Blackberry and RaspberryMark Rieger
  3. ^ Fletcher, R.L. (1987). Seaweeds of the British Isles. Volume 3, Part 1. Natural History Museum, London. ISBN 0-565-00992-3

関連項目

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