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花崎杜季女

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

花崎 杜季女(はなさき ときじょ、1958年8月6日 - )は、地唄舞舞手、花崎流創始者・家元。本名:水野裕子[1]。父は政治家・元大蔵官僚藤井裕久

来歴

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財務大臣外務大臣を歴任した元大蔵官僚代議士藤井裕久の長女として生まれる。

小学校6年生の時に昭和の地唄舞の名人・神崎ひでの芸に出会い傾倒し、東洋英和女学院中等部入学より師事。その後ひでの高弟・ひで女(後の閑崎ひで女)に預けられ、関東の地唄舞の修行を続ける。

成蹊大学大学院では国文学を専攻し、平家物語を中心とする中世文学を研究。

閑崎流時代、若手3人の会「三喜会」結成。閑崎杜季女として、日本橋劇場、紀尾井小ホールにて2人会、リサイタルを数回開く。

2003年、花崎流を立ち上げ、地唄舞花崎流家元として活動を開始。

2010年、一般社団法人 地唄舞普及協会を設立(東京都港区)。

地唄舞の次世代への継承、海外での普及にも力を注ぐ。海外公演や事業には、文化庁国際交流基金、東京都、港区、アーツカウンシル東京、Eu Japan Fest 、東京倶楽部などから支援を受けている。海外公演には次世代を担う舞手も同行するなど、若手の育成にも力を入れている。ポーランドにも教室を持ち、ヨーロッパでの地唄舞普及に意欲を持つ次世代の育成に努めている。

2017年、三鷹に和芸空間「六瓢庵(むびょうあん)」を創設。「肌で感じる和の世界」をより多くの人々と共有すべく、邦楽、邦舞、朗読などのパフォーマンスを企画、若手活躍の場を提案している。

舞台活動・地唄舞普及活動

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国内

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毎年花崎流地唄舞の会「花崎会」、自身のリサイタル「花崎杜季女の会」を、国立劇場、紀尾井ホール、セルリアンタワーなどで主催する(https://www.youtube.com/watch?v=hNbXVgjzJ64)。

東京都港区はじめ自治体からの要請も受けて、地唄舞を入れた日本文化系公演の企画を幅広く行う。

2014年には、広島を拠点とした地唄舞普及活動の一環で広島県廿日市市、宮島の厳島神社の協力を得て、海上に造られた高舞台にて花崎流地唄舞の、高砂、八島を奉納した(https://www.youtube.com/watch?v=zl43Gan22nIhttps://www.youtube.com/watch?v=7T6-zwsjGgE)。

2019年、滋賀県長浜市、竹生島の宝厳寺において花崎流新作、竹生島を奉納(https://www.youtube.com/watch?v=k5NCM8dkIXg)。

(計画している神奈川県江の島での地唄舞奉納により、三大弁財天における奉納が完結する予定)


慶應義塾大学におけるプロジェクトチームの和講座案内人、また小学校、保育園での講師も務める。

常に「今の時代の地唄舞」「多面的に興味を持ってもらえる地唄舞」の新たなる可能性を求め、アフリカンドラムなど海外の伝統楽器やクラシックピアノ、ジャズベース、また演劇、朗読など、様々な楽器・ジャンルのアーティストたちとコラボパフォーマンスを行ってきた。美術館、神社仏閣でのパフォーマンスにも積極的に参加。被災地いわき市民俗芸能との鎮魂公演など、公演のエリア、場所も多岐に渡る。

海外

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1980年代後半から90年代にかけ5年間アメリカ、カリフォルニア州に在住の折、サンノゼを活動拠点とするサンノゼ太鼓のメンバー達(日系人を含むアメリカ人)に地唄舞を教え、太鼓・ドラムパフォーマンスに振り付けをした。

2000年代前半、フランス、パリ国際大学で地唄舞を披露したことを皮切りに、リトアニア、ポーランド、ロシアなどで公演、及びワークショップを行ってきた。(2012年 リトアニア公演)(2015年 リトアニア、ポーランド公演https://www.youtube.com/watch?v=2sQbaL61EBY)。

ヨーロッパでの地唄舞ワークショップは毎年恒例になっている。

団体・公的活動

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著書・著述

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中村多仁子著『スポーツは果実』[2] 星 海舟編「世界のダンス」[3]で、地唄舞について述べている。

脚注

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  1. ^ 花崎流家元 花崎 杜季女 プロフィール - Headmaster Hanasaki Tokijyo Profile | 花崎杜季女”. tokijyo.com. 2022年12月31日閲覧。
  2. ^ スポーツは果実 SA読本 Vol. 7”. 求龍堂オンラインストア. 2019年12月4日閲覧。
  3. ^ 世界のダンス :世界舞踊祭Tokyoから発信/2013.3.”. rnavi.ndl.go.jp. 2019年12月4日閲覧。

外部リンク

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