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芝太郎

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

芝太郎(しばたろう)は、淡路島に伝わる化け狸で、淡路で勢力の高い狸の芝右衛門(しばえもん)の息子にあたる狸[1]。名称については複数語られており、柴助(しばすけ)[2]などとも。

概要

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両親である芝右衛門とお増(おます)は大坂へ芝居見物に行き、そこで2匹とも犬に襲われて命を落としたといわれている。

芝太郎は大坂の中座に両親の供養に行こうと考え、大坂へ魚を売りに行く左衛門という男の船に乗るが発見されてしまう。芝太郎は船に積んであった魚の目玉を食べて空腹を満たしてもおり、謝罪として金の茶釜に化けた。左衛門はその茶釜を売却して大金を得たという。しばらくのあいだは売却先で茶釜のままの姿でいたが、やがて姿を消し、目的を果たしたという。

脚注

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  1. ^ 屋島太三郎狸〈蓑山大明神〉四国霊場第84番 南面山 千光院 屋島寺内) 2008年8月14日閲覧。
  2. ^ 木戸内福美 『洲本八だぬきものがたり』 アリス館 2002年 28頁 ISBN 4-7520-0214-0

参考文献

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  • 宮崎修二朗・足立巻一『日本の伝説 43 兵庫の伝説』角川書店、1980年。