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舟橋諄一

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

舟橋 諄一(ふなばし じゅんいち、1900年5月31日 - 1996年11月21日[1])は、日本法学者民法)。九州帝国大学名誉教授穂積重遠末弘厳太郎に師事。藍綬褒章受章。

経歴

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1930年には北九州市に開校された九州法学校の理事に就任、同校で民法の講義も行った。九州大学退官後は法政大学教授、創価大学教授、八幡大学社会文化研究所客員教授[2][1]などを歴任した。

評価

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不動産登記法物権法に関する研究で著名である。民法177条の「第三者」に何らかの主観的な制限をつけるべきかという問題において、舟橋は、当初悪意者排除説を主張していたが、その後、牧野英一が提唱した、単なる悪意者は含まれないが、背信的悪意者は排除されるとの背信的悪意者排除説に改説した[3]。その後、川島武宜の賛同を得てから段々と支持者が増え、2008年現在、確定した判例になっている。

著作

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翻訳

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  • 民法典への訣別 フランツ・シュレーゲルベルゲル 惇信堂 1944

脚注

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  1. ^ a b c 『現代物故者事典 1994~1996』(日外アソシエーツ、1997年)p.495
  2. ^ 八幡大学史 1980年 資料年表より
  3. ^ 上掲『不動産登記法』75頁