臼杵駅
臼杵駅 | |
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駅舎(2011年4月) | |
うすき Usuki | |
◄上臼杵 (1.6 km) (9.7 km) 津久見► | |
所在地 | 大分県臼杵市大字海添2573-2[1][2] |
所属事業者 | 九州旅客鉄道(JR九州) |
所属路線 | ■日豊本線 |
キロ程 | 169.2 km(小倉起点) |
電報略号 | スキ |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 2面3線[1] |
乗車人員 -統計年度- |
559[3]人/日(降車客含まず) -2022年- |
開業年月日 | 1915年(大正4年)8月15日[1] |
備考 |
臼杵駅(うすきえき)は、大分県臼杵市大字海添(かいぞえ)にある、九州旅客鉄道(JR九州)日豊本線の駅である[1]。事務管コードは▲920538[5]。
臼杵市の代表駅で、全列車が停車し、普通列車の半数弱が当駅で大分方面へ折り返す。なお、大分駅からの終電が当駅止まりとなっている。
歴史
[編集]- 1915年(大正4年)8月15日:鉄道院が開設[6]。
- 1949年(昭和24年)6月7日:昭和天皇の戦後巡幸があり、お召し列車が停車。駅前奉迎が行われた[7]。
- 1981年(昭和56年)4月3日:木造平屋建て駅舎から鉄筋コンクリート造一部二階建て駅舎に改築[8]。
- 1984年(昭和59年)2月1日:貨物取扱廃止[6]。
- 1986年(昭和61年)11月1日:荷物扱い廃止[6]。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化により九州旅客鉄道が継承[6]。
- 2015年(平成27年)3月14日:ダイヤ改正により大分駅発の最終列車が当駅まで延長され、終着時刻が日付を跨ぐ形となった(0時22分着)。
- 2017年(平成29年)
- 2023年(令和5年)10月1日:JR九州サービスサポートによる業務委託駅から[17]九州旅客鉄道本体による直営駅へと変更される[18]。
駅構造
[編集]駅舎に接した単式ホーム1面1線と島式ホーム1面2線の合計2面3線と留置線数本を有する地上駅で、ホーム間の連絡は階段しかない跨線橋で行うため1番のりば以外はバリアフリーには対応していない。
JR九州本体が駅業務を実施する直営駅であり[18]、みどりの窓口が設置されている[4]。
駅舎は1981年に改築された鉄筋コンクリート造の一部二階建てで、天窓を設けて採光を図っている[8]。また、駅舎正面の壁は臼杵城の石垣をイメージしたものである[8]。待合室には観光売店があり、臼杵の特産品を販売している。
のりば
[編集]のりば | 路線 | 方向 | 行先 | 備考 |
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1 | ■日豊本線 | 下り | 佐伯・延岡・宮崎方面 | |
2・3 | 上り | 大分・小倉・博多方面 |
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ホーム(2004年7月)
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臼杵石佛(2007年8月)
利用状況
[編集]- 2022年度の1日平均乗車人員は559人(前年度比+21人)である[19]。
乗車人員推移 | |
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年度 | 1日平均人数 |
2000 (平成12年) | 815 |
2001 (平成13年) | 834 |
2002(平成14年) | 800 |
2003 (平成15年) | 747 |
2004 (平成16年) | 718 |
2005 (平成17年) | 698 |
2006 (平成18年) | 711 |
2007 (平成19年) | 725 |
2008 (平成20年) | 745 |
2009 (平成21年) | 700 |
2010 (平成22年) | 700 |
2011 (平成23年) | 673 |
2012 (平成24年) | 713 |
2013 (平成25年) | 763 |
2014 (平成26年) | 729 |
2015 (平成27年) | 740 |
2016 (平成28年) | 700 |
2017 (平成29年) | 682 |
2018 (平成30年) | 676 |
2019 (令和元年) | 674 |
2020 (令和 | 2年)575 |
2021 (令和 | 3年)538[20] |
2022 (令和 | 4年)559[3] |
駅周辺
[編集]駅は市街地の端にあり、駅周辺にはホテルや飲食店などがある。商業地区の中心は駅から800メートルほど北西にある「辻」バス停の先、旧城下町地域の中央通り商店街一帯になる。小規模な店舗が多数あり、大型店はほとんど見られない。また駅から北側方向には市役所などの公共施設が多い。
バス路線
[編集]臼津交通の各路線が駅前の「臼杵駅」停留所を発着している。
大分バスの運行する大分 - 臼杵石仏 - 臼杵市役所線は「臼杵駅」には入らず、最寄は「辻」または「城北」停留所となる(駅からは北へ約800メートル)。
かつてはジェイアール九州バス臼三線の起点でもあったが、2007年(平成19年)3月31日の運行をもって廃止され、駅に隣接していたジェイアール九州バス大分支店も閉鎖された。
隣の駅
[編集]- 九州旅客鉄道(JR九州)
- ■日豊本線
- 特急「ソニック」「にちりん」「にちりんシーガイア」停車駅
脚注
[編集]- ^ a b c d e f 『週刊 JR全駅・全車両基地』 44号 宮崎駅・都城駅・志布志駅ほか80駅、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2013年6月23日、20頁。
- ^ “関係機関連絡先一覧” (PDF). 臼杵市役所 (2007年4月). 2016年9月7日閲覧。
- ^ a b “駅別乗車人員上位300駅(2022年度)” (PDF). 九州旅客鉄道. 2023年12月7日閲覧。
- ^ a b 臼杵駅 - JR九州.2021年12月12日閲覧
- ^ 日本国有鉄道旅客局(1984)『鉄道・航路旅客運賃・料金算出表 昭和59年4月20日現行』。
- ^ a b c d 石野哲(編)『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 Ⅱ』JTB、1998年、755頁。ISBN 978-4-533-02980-6。
- ^ 原武史『昭和天皇御召列車全記録』新潮社、2016年9月30日、102頁。ISBN 978-4-10-320523-4。
- ^ a b c “日豊本線臼杵駅が改築竣工”. 交通新聞 (交通協力会): p. 1. (1981年4月9日)
- ^ 台風第18号による被害状況について(第1報) (PDF) - 国土交通省災害情報(2017年9月18日10:00現在)(2017年9月18日発表、9月19日閲覧。)
- ^ 『台風第18号による被害状況について(第3報)』(pdf)(プレスリリース)国土交通省、2017年9月19日。オリジナルの2017年9月20日時点におけるアーカイブ 。2017年9月23日閲覧。「鉄道関係」
- ^ 台風18号に伴う、9月19日(火)の運転状況について 【9月18日23:40現在】 (PDF) - 九州旅客鉄道(2017年9月18日発表、9月19日閲覧)[リンク切れ]
- ^ “JR代行バス運行 利用者、早期復旧願う”. 大分合同新聞: p. 11(夕刊). (2017年9月19日)
- ^ 日豊本線・豊肥本線の運転計画について(お知らせ) (PDF) -九州旅客鉄道(2017年9月20日発表、同日閲覧)[リンク切れ]
- ^ “豊肥本線の運休区間が縮小…阿蘇~三重町間再開”. Response. (株式会社イード). (2017年9月22日). オリジナルの2017年9月23日時点におけるアーカイブ。 2017年9月23日閲覧。
- ^ 【9 月 25 日(月)以降の運転計画】日豊本線・豊肥本線の運転計画について(お知らせ)- 九州旅客鉄道(2017年9月25日発表、同日閲覧。同日オリジナル (PDF) をアーカイブ化)
- ^ 日豊線臼杵-佐伯間運転再開 3カ月ぶり - 宮崎日日新聞(2017年12月19日朝刊掲載。(12月18日デジタル配信のネット版をアーカイブ化)
- ^ “北九州事業所”. JR九州サービスサポート. 2021年12月25日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年12月25日閲覧。
- ^ a b “鉄道駅業務”. JR九州サービスサポート. 2023年10月2日閲覧。
- ^ “駅別乗車人員上位300駅(2021年度)” (PDF). 九州旅客鉄道. 2023年1月7日閲覧。
- ^ “駅別乗車人員上位300駅(2021年度)” (PDF). 九州旅客鉄道. 2023年1月7日閲覧。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 臼杵駅(駅情報) - 九州旅客鉄道