自由の女神像 (シアトル)
2011年撮影 | |
製作年 | 1952年 |
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素材 | 青銅 |
寸法 | 230 cm (7.5 ft) |
所蔵 | アメリカ合衆国ワシントン州シアトル |
北緯47度34分45.7秒 西経122度24分38.3秒 / 北緯47.579361度 西経122.410639度座標: 北緯47度34分45.7秒 西経122度24分38.3秒 / 北緯47.579361度 西経122.410639度 |
自由の女神像(じゆうのめがみぞう、英: Statue of Liberty)は、シアトルのアルカイ・ビーチ・パークにある自由の女神像のレプリカ。1952年にボーイスカウトアメリカ連盟によって寄贈・設置されたが、数々の破壊行為を受けて2007年に復旧が行われた。像の高さは7.5フィート (2.3 m)で、エリオット湾がある北に向いている[1]。
歴史
[編集]1952年にボーイスカウトアメリカ連盟の創設40周年を記念して市に寄贈され[2]、デニー・パーティ―到着地点の近くに設置された[3][4]。
初代の像は銅板で作成された。繰り返しヴァンダリズムの的となり[1]、1975年には全体が倒されたため、市の公園局が修復に必要な350ドルを担うこととなった[5]。破壊行為で松明を持っている右腕が外れたことで、像の中に置いてあったミニチュア版が発見されたこともあった[6][7]。2001年のアメリカ同時多発テロ事件の際は仮の記念碑となり、献花や星条旗が像の周りに捧げられた[4][8]。また、2003年イラク攻撃やイラク戦争の際には、抗議運動の活動場所になることもあった[9][10]。
2004年、北西芸術プログラム[訳語疑問点]は像の復旧計画を発表し、募金活動を開始した[10]。像の素材を青銅にし、色も青銅色にしようというもの。キャンペーン中に像の王冠が盗まれるという事態が発生したが[11]、これによって市の近所課から15000ドルの補助金が支給された[12]。像は2006年7月に取り外され、再鋳造のためタコマにある鋳造場へ輸送された[1]。復旧計画は翌年に完了し、再鋳造された像は2007年9月11日に再設置された[13][14]。2008年9月には、台座が4.5フィート (1.4 m)のものに取り換えられた[15]。破壊行為の抑止も期待されている[16]。
脚注
[編集]- ^ a b c Lacitis, Erik (October 17, 2006). “Lady Liberty will make strong comeback on Alki”. The Seattle Times: p. B1. オリジナルのSeptember 23, 2018時点におけるアーカイブ。 September 22, 2018閲覧。
- ^ McNichols, Joshua (June 17, 2013). “Seattle's Tiny Statue Of Liberty”. KUOW. オリジナルのSeptember 20, 2018時点におけるアーカイブ。 September 21, 2018閲覧。
- ^ “New Statue of Liberty”. The Seattle Times: p. 16. (February 24, 1952)
- ^ a b Lacitis, Erik (September 8, 2011). “On Alki, a statue of memories”. The Seattle Times: p. A1. オリジナルのSeptember 23, 2018時点におけるアーカイブ。 September 22, 2018閲覧。
- ^ Oberg, Carole (September 3, 1975). “Arts group approves earthwork commission”. The Seattle Times: p. D6
- ^ Barber, Mike (June 22, 1996). “'I found the arm!' – For Alki's liberty thieves, it was too hot to handle”. Seattle Post-Intelligencer: p. A1
- ^ Murakami, Kery (March 30, 2005). “Sea Scout leader recalls unveiling of Alki statue replica”. Seattle Post-Intelligencer: p. B3. オリジナルのSeptember 23, 2018時点におけるアーカイブ。 September 22, 2018閲覧。
- ^ Postman, David (September 13, 2001). “Quiet skies set stage for solemn tributes”. The Seattle Times: p. A22
- ^ “War opponents mark milestone”. The Seattle Times. Reuters: p. A13. (October 26, 2005)
- ^ a b Rosenberg, Matt (April 21, 2004). “Carrying the torch for Seattle's Lady Liberty”. The Seattle Times: p. B7
- ^ Murakami, Kery (March 11, 2005). “Alki's Lady Liberty is hit again”. Seattle Post-Intelligencer: p. B2. オリジナルのSeptember 23, 2018時点におけるアーカイブ。 September 22, 2018閲覧。
- ^ “Fund raising under way for Alki's Lady Liberty”. Seattle Post-Intelligencer. (2005年5月13日) 2023年8月30日閲覧。
- ^ Valdes, Manuel (July 26, 2007). “Alki's new Lady Liberty still in waiting”. The Seattle Times: p. B1. オリジナルのSeptember 23, 2018時点におけるアーカイブ。 September 22, 2018閲覧。
- ^ “Liberty returns to Alki Beach”. Seattle Post-Intelligencer: p. B5. (September 12, 2007)
- ^ Murakami, Kery (September 6, 2008). “Hundreds celebrate opening of Alki plaza”. Seattle Post-Intelligencer: p. W. オリジナルのSeptember 23, 2018時点におけるアーカイブ。 September 22, 2018閲覧。
- ^ Murakami, Kery (December 31, 2007). “Taking Liberty to new heights”. Seattle Post-Intelligencer: p. B1. オリジナルのSeptember 23, 2018時点におけるアーカイブ。 September 22, 2018閲覧。
外部リンク
[編集]- ウィキメディア・コモンズには、自由の女神像 (シアトル)に関するカテゴリがあります。
- Statue of Liberty – Alki, Washington at Waymarking.com