膿精液症
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膿精液症(Pyospermia)または白血球精液症(Leucospermia)とは、射精した精液中に白血球が100万/mL以上観察される状態である[1][注 1]。赤血球が含まれる場合は血精液症と呼ばれる。尿道炎に伴う膿漏[3]とは異なる。
膿精液症では精子濃度は正常であるが、精子運動率が低く、精子奇形率が高い傾向にある[4]。
膿精液症の原因としては、前立腺炎、精嚢炎などの細菌性副性器感染症が考えられる[5]。
脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ “令和4年度 愛知県臨床検査精度管理調査報告 -生殖医学検査部門-”. 愛知県臨床検査技師会. 2024年4月11日閲覧。
- ^ 佐藤滋彰『男子不妊症における膿精液症(leucospermia)に関する検討』東北大学〈医学博士 乙第4946号〉、1989年。doi:10.11501/11597964。 NAID 500000053364 。2024年6月14日閲覧。
- ^ “尿道口から膿が出る | 日本泌尿器科学会 (The Japanese Urological Association)【一般のみなさま】”. www.urol.or.jp. 2024年4月10日閲覧。
- ^ “男性不妊の実態及び治療等に関する研究 膿精液症の治療 厚生科学研究費補助金(子ども家庭総合研究事業) 研究協力者研究報告書”. 国立保健医療科学院. 2024年4月11日閲覧。
- ^ 佐藤滋彰, 佐藤和宏, 前原郁夫, 高橋勝, 平松正義, 折笠精一「男子不妊症における膿精液症(leucospermia)に関する検討」『日本泌尿器科学会雑誌』第80巻第13号、日本泌尿器科学会、1989年、1990頁、CRID 1390282680037681792、doi:10.5980/jpnjurol.80.1990_1、ISSN 0021-5287。