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脱獄 -Prisoners of War-

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
脱獄
-Prisoners of War-
ジャンル ベルトスクロールアクション
対応機種 アーケード (AC)
開発元 SNK
発売元 SNK
プロデューサー ごとうあきら
プログラマー 西田和弘
音楽 田中敬一
おさかようこ
西田和弘
美術 前田義久
藤原秀樹
かまだおさむ
人数 1 - 2人(同時プレイ)
メディア 業務用基板
(2.44メガバイト
稼働時期 INT 1988081988年8月
対象年齢 CEROB(12才以上対象)
デバイス 8方向レバー
3ボタン
CPU MC68000 (@ 10 MHz)
サウンド Z80 (@ 4 MHz)
YM3812 (@ 4 MHz)
UPD7759 (@ 640 kHz)
ディスプレイ ラスタースキャン
横モニター
256×224ピクセル
60.00Hz
パレット2048色
その他 型式:A7008 'DG'
テンプレートを表示

脱獄 -Prisoners of War-』(だつごく -プリズナー・オブ・ウォー-)は、1988年11月にSNKより稼働されたアーケードベルトスクロールアクション。日本国外名は『P.O.W.: Prisoners of War』。

1989年にファミリーコンピュータに移植された。アーケード版は2008年に欧州でWindows用ソフトとしてGamesloadにて配信された他、日本国内ではPlayStation Portable用ソフト『SNKアーケードクラシックスゼロ』(2011年)に収録され発売および配信、2020年にPlayStation 4版、Nintendo Switch版がアーケードアーカイブスで配信された。また、北米では2011年にPlayStation 3およびPlayStation Portable用ソフトとして、2012年にはPlayStation Vita用ソフトとして配信された。

概要

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ジャンルはベルトスクロールアクションゲームで、2人同時プレイが可能。

1Pは青い服を着た金髪の男性で、2Pは赤い服を着た黒髪の男性。この設定は業務用『ダブルドラゴン』(1987年)を意識しているといえる。

ゲームの舞台は戦場で、主人公が敵の収容所を脱獄するシーンからゲームが始まる。全4ステージ。

8方向レバーと3つのボタンでプレイヤーを操作する。ボタンはパンチ、キック、ジャンプの三種類。ボタンの組み合わせで跳び蹴りや裏拳、頭突きが使用可能。

使用可能なアイテムはアーミーナイフとマシンガンの2種類。いずれも雑魚敵から奪って入手する。

移植版

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No. タイトル 発売日 対応機種 開発元 発売元 メディア 型式 売上本数 備考
1 日本 脱獄 -Prisoners of War-
アメリカ合衆国 P.O.W.: Prisoners of War
日本 198906301989年6月30日
アメリカ合衆国 1989091989年9月
ファミリーコンピュータ SNK 日本 ケイ・アミューズメントリース
アメリカ合衆国 SNK
2メガビットロムカセット[1] 日本 KAC-P7
アメリカ合衆国 NES-EW-USA
-
2 P.O.W.: Prisoners of War ヨーロッパ 200811172008年11月17日
Windows SNK SNKプレイモア ダウンロード
(Gamesload)
- -
3 SNKアーケードクラシックスゼロ 日本 201104212011年4月21日
PlayStation Portable
(PlayStation Network)
SNKプレイモア SNKプレイモア UMD
ダウンロード
ULJS-00192 - アーケード版の移植
4 P.O.W.: Prisoners of War アメリカ合衆国 201112202011年12月20日
PlayStation 3
PlayStation Portable
(PlayStation Network)
SNKプレイモア SNKプレイモア ダウンロード PS3:
NPUZ-00160PSP:
NPUZ-00160
- アーケード版の移植
5 P.O.W.: Prisoners of War アメリカ合衆国 201202222012年2月22日
PlayStation Vita SNKプレイモア SNKプレイモア ダウンロード NPUZ-00160 - アーケード版の移植
6 脱獄 -Prisoners of War- 日本 202003052020年3月5日
PlayStation 4
Nintendo Switch
SNK ハムスター ダウンロード
(アーケードアーカイブス)
- - アーケード版の移植
ファミリーコンピュータ版
  • 2人同時プレイは割愛されたが、敵キャラクターの種類が増えたり、強化アイテムが追加されている。

スタッフ

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  • ボス:川崎英吉
  • プログラマー:KONNY(西田和弘)、REGULUS、SHOOT YAMASHITA、SHOCHAN
  • プロデューサー:ごとうあきら、TAMA
  • ハードウェア:YONEDA、EBARA、NISHIDE
  • デザイナー:E.KIYOSHI、SUKA MICHI、MOTTI、前田義久、TETSU、WARA2(藤原秀樹)、BURI、MADAKA(かまだおさむ)
  • サウンド:TARKUN(田中敬一)、おさかようこ、KENNY(西田和弘)

評価

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評価
レビュー結果
媒体結果
オールゲーム3/5stars (AC)[2]
エレクトロニック・ゲーミング・マンスリー29/40点 (NES)[3]
ファミ通23/40点 (FC)[4]
Commodore User6/10点 (AC)[2]
ファミリーコンピュータMagazine19.66/30点 (FC)[1]
ファミリーコンピュータ版

ゲーム誌『ファミコン通信」の「クロスレビュー」では合計23点(満40点)[4]、『ファミリーコンピュータMagazine』の読者投票による「ゲーム通信簿」での評価は以下の通り19.66点(満30点)となっている[1]。同誌1991年5月10日号特別付録の「ファミコンロムカセット オールカタログ」では、「背景がやけにリアル」と紹介されている[1]

項目 キャラクタ 音楽 操作性 熱中度 お買得度 オリジナリティ 総合
得点 3.48 3.25 3.31 3.41 3.12 3.09 19.66

脚注

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  1. ^ a b c d 「5月10日号特別付録 ファミコンロムカセット オールカタログ」『ファミリーコンピュータMagazine』第7巻第9号、徳間書店、1991年5月10日、77頁。 
  2. ^ a b P.O.W.: Prisoners of War for Arcade (1988)” (英語). Moby Games. Blue Flame Labs. 2017年6月10日閲覧。
  3. ^ P.O.W.: Prisoners of War for NES (1989)” (英語). Moby Games. Blue Flame Labs. 2017年6月10日閲覧。
  4. ^ a b 脱獄 -Prisoners Of War- まとめ [ファミコン]”. ファミ通.com. KADOKAWA CORPORATION. 2017年6月10日閲覧。

外部リンク

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