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脇本実

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
脇本實
わきもと みのる
人物情報
生誕 1942年????
日本の旗 日本
国籍 日本の旗 日本
出身校 大阪大学理学部大阪大学理学研究科
学問
研究分野 リー環表現論
学位 博士(理学)[1]
称号 九州大学名誉教授
主な業績 リー環表現論の研究
学会 日本数学会
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脇本 實(わきもと みのる、1942年 - )は、日本数学者九州大学名誉教授。専門は表現論、特にリー環の表現論 [2]

略歴

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1965年 大阪大学理学部物理学科を卒業後 [3]、数学科に編入学し、1967年 卒業。1969年 大坂大学理学研究科数学専攻修士課程修了、1970年 大阪大学助手、1972年 理学博士[1]。1972年 広島大学助教授、三重大学助教授、同教授を経て、1996年 九州大学大学院数理学研究科教授。2005年 同名誉教授。
退官後もMITのヴィクトル・カッツとの共著を含めて活発な研究を継続している[4]

職歴

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  • 1970年 大阪大学理学部助手
  • 1971年 広島大学理学部助手
  • 1973年 同 助教授
  • 1988年 三重大学教育学部助教授
  • 1988年 同 教授
  • 1996年 九州大学大学院数理学研究科(院)教授
  • 2005年 同 名誉教授

業績

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リー環の表現論、W代数等に関する多くの論文を書いている。1992年 E.Frenkel, V.Kacと共著 [5] でW代数に対してモジュラー不変性を持つ既約指標の存在、構成法を予想した。このFKW予想は2000年に荒川知幸によって肯定的に解決され、W代数分野の進展に大きく寄与している[6]

受賞および講演歴

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関係する人物

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脚注

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  1. ^ a b Polarizations of certain homogeneous spaces and most continuous principal series『種々の等質空間上のポーラリゼイションと最連続主系列』、広島大学、1972年。理学博士。NAID 500000378196
  2. ^ 無限次元リー環 著者等紹介
  3. ^ researchmap
  4. ^ arXiv Wakimoto Minoru
  5. ^ (Frenkel-Kac-Wakimoto, CMP 147 (1992))
  6. ^ 荒川知幸氏の受賞を祝う
  7. ^ ICM Plenary and Invited Speakers 国際数学者連合公式サイト(英文)
  8. ^ 『官報』号外第106号、令和6年4月30日
  9. ^ 令和6年春の叙勲 瑞宝中綬章受章者” (PDF). 内閣府. p. 23 (2024年4月29日). 2024年5月9日閲覧。