能出新陸
2017年 | |
人物情報 | |
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別名 |
Dr. Alaric Naudé 能出新陸 |
生誕 |
1988年9月(36歳)[1] オーストラリア |
居住 | 韓国[2] |
国籍 | オーストラリア |
出身校 |
ニカラグア中央大学(英語: Central University of Nicaragua) アステカ大学(英語: Universidad Azteca) |
学問 | |
研究分野 |
応用言語学 社会言語学 社会学 |
研究機関 |
ソウル教育大学 グリフィス大学 クイーンズランド大学 水原科学大学 水原大学校 |
学位 |
教育学博士 社会科学博士 |
学会 |
韓国国立研究財団 日本看護英語教育学会 |
公式サイト | |
Dr.Alaric Naude | |
脚注 Wikimedia Commonsの動画 Alaric speaking Afrikaans |
能出 新陸(のうで あらりく, 英語: Alaric Naudé, 朝鮮語: 노종례, 中国語: 鸕聰叡)は韓国の大学教員であり、言語学者である。専門は応用言語学、社会言語学、社会学。教育学博士(Ed.D.)、社会科学博士(Ph.D.)[3][4][5]。
「Alaric Naudé」(あらりっく のーで)が本来の名前であり、「能出 新陸」は日本で活動するにあたり自ら考えたペンネームである[6]。
経歴
[編集]論文「ノーデ仮説:方言変異の触媒:言語を多様化または破壊する根本的な原動力(The Naudé Hypothesis: Catalysts of Dialectal Mutation: The Fundamental Driving Forces that Diversify or Destroy Languages.)」が認められ、ニカラグア中央大学で社会科学博士、アステカ大学で教育学博士を取得[3][7]。英語、日本語、韓国語、中国語など、複数の言語を使いこなす言語学者である。中国、韓国、日本など東アジアを中心とした文化や言語を主に研究しており、国際連合教育科学文化機関において危機に瀕する言語として挙げられている朝鮮語族の済州語の研究にも取り組んでいる[7][8]。
ソウル教育大学の教授としてグリフィス大学およびクイーンズランド大学のパートナーシッププログラムの担当を経て、2024年10月の時点で水原大学校および水原科学大学にて教授を務めている[3][5][9][10]。
アメリカの ヘテロドックス・アカデミー(英語: Heterodox Academy)[7]、オランダの認知言語学協会[7]、イギリス・アメリカのグローバルリスニングセンター[7]、韓国国立研究財団(英語: National Research Foundation of Korea)[7]、日本看護英語教育学会[7]、フランスのCity University of Parisの学長など[11][12][13]、様々な分野で活動しており、東西の言語および文化を超えた研究や活動に精力的に活動している。
人物
[編集]2024年、ゲーム『アサシン クリード シャドウズ』と弥助に関する話を聞いた時、「リサーチ不足のキャラクターが登場するビデオゲーム」としか思っていなかったものの、議論が気になり状況を調査していたところトーマス・ロックリーの作品に辿り着く。やがて西洋人のアジア文化に対する理解の低さ、そしてゲーム『アサシン クリード シャドウズ』のアジア描写の酷さに失望し、状況を是正するべく動くことを決める。当初はウェブ記事を作成する予定であったが、より効果的な方法として本を執筆することを決める。日本の戦国時代や室町時代は資料が大量に存在していることから、当初の製作予算は0円であり、実際に0円で書き上げた[14][15]。この本はまず自費出版という形式で2024年10月に日本語と英語版が出版され、後日韓国語版を加えた複数の言語で出版社から改めて出版されることを明かしている[16]。この本に関するSNSのポストでは、なぜか唐突に関西弁を披露することがあり、それが完璧だったことから「なんでこんなに上手いのだろうか」と不思議がる人もいた[17]。当初の計画は英語の文献を用いて弥助が侍であったことを証明しようとしたが、研究の結果弥助は侍ではなかったことが確認された。それどころか弥助に関する誤った歴史が世界中に流布されていることに気づき、それが今回の本の内容であることを明かしている[18]。
著書
[編集]単著
[編集]- Neurolinguistics and Multiculturalism for Language Instructors: Fundamental Knowledge for Language Acquisition
Grin-Verlagen Press 2014年 ISBN 9783668102026[19] - The Babylon Cypher: "Why everything is language and language is everything"
Independently published 2021年 ISBN 9798793473453 - On Heresies : THE MODERN GNOSTICISM OF QUEER THEOLOGY
Independently published 2023年 ISBN 9798869626837 - Clinical English Essentials for Nurses: BRIDGING LANGUAGE AND HEALTHCARE
Independently published 2024年 ISBN 9798876603746 - AGAINST MARCION: Refuting the Blasphemies of Marcionite Doctrine
Independently published 2024年 ISBN 9798339428749 - THE REAL YASUKE: HISTORY BEYOND THE SAMURAI MYTH
United Scholars Academic Press 2024年 ISBN 9781763781108[20]- THE REAL YASUKE: HISTORY BEYOND THE SAMURAI MYTH (English Edition)
Independently published Press 2024年 ISBN 9798340221322
自費出版で先行販売されたもの
- THE REAL YASUKE: HISTORY BEYOND THE SAMURAI MYTH (English Edition)
- 弥助: 侍伝説の歴史学的検証
United Scholars Academic Press (2024) ISBN 9781763781115[20]- 弥助: 侍伝説の歴史学的検証
Independently published 2024年 ISBN 9798340233806
自費出版で先行販売されたもの
- 弥助: 侍伝説の歴史学的検証
共著
[編集]- Security, Development and Sustainability in Asia: A World Scientific Reference on Major Policy and Development Issues of 21st Century Asia. Volume 2: Geoeconomics, Innovation and Development
World Scientific 2023年 ISBN 9789811258190[19][21]
脚注
[編集]出典
[編集]- ^ a b “Alaric Naude” (フランス語). Pappers entreprises (2023年10月25日). 2024年11月11日閲覧。
- ^ “Procès-verbal d'assemblée générale ordinaire” (フランス語). Pappers entreprises. 2023年10月25日閲覧。
- ^ a b c “Alaric Naudé” (英語). Global Listening Centre.. 2024年10月13日閲覧。
- ^ Prof. Alaric Naudé (2021). “Sociolinguistic Engineering of English Semantics as a tool for Population Indoctrination, Subjugation and Control” (英語). Sjesr 4: 98–118. doi:10.36902/sjesr-vol4-iss1-2021(98-118) 2024年10月13日閲覧。.
- ^ a b “About” (英語). Dr. Alaric NAUDÉ公式サイト. 2024年10月13日閲覧。
- ^ Goryodynastyの2024年10月11日10:52のツイート、2024年10月13日閲覧。
- ^ a b c d e f g “IOUF/UCN/UA Congratulate Alumnus and Dual Doctorate Degree Graduate, Professor Alaric Naude’ for his Leadership in Nursing Education” (英語). Intercultural Open University Foundation. 2024年10月13日閲覧。
- ^ “KOTESOL National Conference 2018 In Search of Balance: Gender, Culture and Bureaucracy” (英語). KOTESOL. 2024年10月13日閲覧。
- ^ “Alaric Naudé” (英語). ACADEMIA. 2024年10月13日閲覧。
- ^ “Alaric Naude” (英語). ReserchGate. 2024年11月12日閲覧。
- ^ “Overview” (英語). City University of Paris. 2024年10月13日閲覧。
- ^ “Organizational Factors Influencing Good Governance Application of Thai Higher Education Institutions” (英語). INTERNATIONAL JOURNAL OF RELIGION (2024年6月25日). 2024年11月12日閲覧。
- ^ 2025年2月までは共同経営者の一人だった。[1]。
- ^ “弥助:侍伝説の歴史学的検証”. Dr. Alaric NAUDÉ. 2024年10月13日閲覧。
- ^ Goryodynastyの2024年10月7日14:52のツイート、2024年10月13日閲覧。
- ^ Goryodynastyの2024年10月28日21:06のツイート、2024年10月30日閲覧。
- ^ Goryodynastyの2024年10月5日16:43のツイート、2024年10月13日閲覧。
- ^ Goryodynastyの2024年11月11日14:02のツイート、2024年10月13日閲覧。
- ^ a b c “PUBLICATIONS|출판물|出版品”. Dr. Alaric NAUDÉ. 2024年10月13日閲覧。
- ^ a b “Books” (英語). United Scholars Academic Press. 2024年11月11日閲覧。
- ^ a b “Security, Development and Sustainability in Asia”. World Scientific Publishing Co Pte Ltd. 2024年10月13日閲覧。
外部リンク
[編集]- Dr.Alaric Naude
- Alaric Naudé - Academia.edu
- 能出新陸 (@Goryodynasty) - X(旧Twitter)
- 能出新陸 (@Dr.Naude) - Instagram