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肉夾モー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
肉夾饃(臘汁肉夾饃)
肉夾饃(2006年4月25日、西安市
別名 ロウジアモ、ロージャーモー、ロオジャーモー
種類 サンドイッチ
フルコース 軽食
発祥地 中華人民共和国
地域 陝西省
関連食文化 中華料理陝西料理
誕生時期 盛唐8世紀前半)
提供時温度 温かい
主な材料 肉(豚肉羊肉)、白吉饃
派生料理 羊肉肉夾饃、潼関肉夾饃、肉臊子夾饃
類似料理 ハンバーガー
Cookbook ウィキメディア・コモンズ
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肉夾饃(ロウジアモ、ロージャーモー、ロオジャーモー、簡体字中国語: 肉夹馍繁体字中国語: 肉夾饃、Rougamo[1]、Roujiamo)は、中華人民共和国陝西省料理(モー)に肉を挟んだ料理である。その形状からハンバーガーと比較され、「中華ハンバーガー」[2]「中国式ハンバーガー」[3][4](Chinese hamburger)などと呼ばれることもある。

白吉饃(白い蒸しパン)を焼き、これに臘汁肉(煮込んだ肉)の細切りを挟む料理である[5](臘汁肉夾饃[6])。肉夾饃は、そのままでは「肉で饃を挟む」となるが、これは「肉夾于饃」(「肉夾于饃中」とも、肉が饃に挟まれる)を略したものである[7][8][6]。肉は豚肉を用いるが[5][7]、陝西省に隣接する寧夏回族自治区では、羊肉を用いている(羊肉肉夾饃)[9]潼関県では千層饃(薄い多くの層を持つ饃)を用いた潼関肉夾饃が、産業化されている[10]

西安市の名物料理として知られ[11][4]、発祥の地と推定される咸陽市でも[5]、伝統料理とされている[7]。2014年2月18日の習近平中国共産党総書記連戦中国国民党元主席の会談時のメニューにビャンビャン麺、羊肉泡饃と共に選ばれ[12]、これが定食化した「習連套餐」にも引き継がれている[13]。2016年1月には西安肉夾饃が、陝西省の無形文化遺産(第5回)に選出された[11][14]

人民網では、戦国時代には「寒肉[6]」として存在していた臘汁肉が、盛唐期に白吉饃と組み合わされたことで誕生したとされている[15]

関連項目

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出典

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  1. ^ 肉夹馍英译Rougamo 泡馍标准黄豆粒大小”. 西安日報. 西安日報社 (2016年5月26日). 2019年1月5日閲覧。
  2. ^ 北京で食べる中華バーガー:ロージャーモーの店3選”. Time Out Tokyo (2017年10月30日). 2019年1月2日閲覧。
  3. ^ 素朴な中にピリッとした味わい、陝西料理”. ぐるなび (2011年11月28日). 2019年1月2日閲覧。
  4. ^ a b 徐航明 (2017年6月21日). “肉夾饃は日本のモスバーガーの「成功の道」を参考にできないか”. 瞭望東方周刊. 人民網日本語版. 2019年1月1日閲覧。
  5. ^ a b c 浜井幸子 (2015年10月9日). “おいしいから、今や人気は全国区? 西安名物「ロウジャーモウ」”. AB-ROAD. 2019年1月2日閲覧。
  6. ^ a b c 肉夹馍”. 華陰市 (2018年3月13日). 2019年1月2日閲覧。
  7. ^ a b c 袁記臘汁肉夾馍”. 中国咸陽市文物旅行局. 2019年1月2日閲覧。
  8. ^ 西安人的汉堡-肉夹馍”. イーチャイナアカデミー 池袋校 (2015年11月30日). 2019年1月2日閲覧。
  9. ^ 肉夹饃”. 人民網日本語版 (2014年7月1日). 2019年1月1日閲覧。
  10. ^ 从小店小吃到大产业”. 三秦都市報 (2018年8月20日). 2019年1月5日閲覧。
  11. ^ a b 西安市名物・肉挟饃が省級無形文化遺産に”. 人民網日本語版. 北京週報日本語版 (2016年1月13日). 2019年1月1日閲覧。
  12. ^ 习近平家宴款待连战:吃羊肉泡馍 陕西话交谈”. 新浪網 (2014年2月19日). 2019年1月5日閲覧。
  13. ^ 让“习连套餐”吃出节俭之风”. 東方網. 網易 (2014年2月20日). 2019年1月5日閲覧。
  14. ^ 陕西公布第五批非遗名录 西安肉夹馍成非遗项目”. 新華社 (2016年1月13日). 2019年1月1日閲覧。
  15. ^ 王姿予 (2016年2月2日). “《视界》第40期:肉夹馍诞生记”. 人民網. 2019年1月5日閲覧。

外部リンク

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