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翻訳研究

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
翻訳論から転送)

翻訳研究(ほんやくけんきゅう、英語:translation studies)は、翻訳という行為の理論実践歴史を扱う人文科学の一分野である。翻訳学翻訳論トランスレーション・スタディーズとも表記される。通訳研究(interpretation studies)を包括して指す場合もある[1]

翻訳研究という分野は、比較的新しい分野であり、一個の独立した分野というよりは学際的な分野でもあるため、分野それ自体の専門家(プロパー)は少ない。言語学言語哲学比較文学文芸評論記号学文献学歴史学コミュニケーション学コンピュータ科学など様々の分野の研究者、またはプロの翻訳者や通訳者によって担われる。英語圏ヨーロッパで盛んな分野だが、世界各地で研究されており、日本でも日本語特有の問題とともに研究される。

関連文献

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日本語

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日本語以外・訳書

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  • ジョージ・スタイナー(著)亀山健吉(訳)『バベルの後に 言葉と翻訳の諸相』上下、法政大学出版局、1999年(上)/2009年(下)
  • ミカエル・ウスティノフ(著)服部 雄一郎 (訳) 『翻訳—その歴史・理論・展望 (文庫クセジュ)』、白水社、2008年
  • ジェレミー・マンデイ(著)鳥飼玖美子(監訳)『翻訳学入門』みすず書房、2009年
  • アンソニー・ピム(Anthony Pym)(著)武田珂代子 (訳) 『翻訳理論の探求』みすず書房、2010年
  • カタリーナ・ライス(Katharina Reiss)、ハンス・ヨーゼフ・フェアメーア(Hans Vermeer)(著)藤濤文子(監訳)『スコポス理論とテクストタイプ別翻訳理論』晃洋書房、2019年
  • マシュー・レイノルズ(著)秋草俊一郎 (訳) 『翻訳 訳すことのストラテジー』白水社、2019年、ISBN 978-4560096857
  • Baker, Mona ed., Routledge Encyclopedia of Translation Studies, New York & London: Routledge, 2001.
    • モナ・ベイカー、ガブリエラ・サルダーニャ(編)藤濤文子(監訳)『翻訳研究のキーワード』研究社、2013年
  • Bassnett, Susan, Translation Studies, Routledge, 1980; revised 1991; 2002.
  • Gentzler, Edwin, Contemporary Translation Theories, 2nd Revised Edition, Multilingual Matters, 2001.
  • Venuti, Lawrence ed., Rethinking Translation: Discourse, Subjectivity, Ideology, Routledge, 1992.
  • Venuti, Lawrence, The Translator's Invisibility: a History of Translation, London & New York: Routledge, 1995.
  • Meschonnic, Henri, Poétique du traduir, Lagrasse: Verdier, 1999.
  • Meschonnic, Henri, Éthique et politique du traduire, Lagrasse: Verdier, 2007.
  • Berman, Antoine, L'épreuve de l'étranger, Paris: Gallimard, 1984.

主なトピック

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脚注

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  1. ^ 佐藤=ロスベアグ・ナナ(編)『トランスレーション・スタディーズ』みすず書房、2011年。序
  2. ^ 長沼美香子 『訳された近代 文部省『百科全書』の翻訳学』法政大学出版局、2017年。379頁。

関連項目

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外部リンク

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