羽衣ミシン
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『羽衣ミシン』(はごろもミシン)は、小玉ユキによる日本の漫画作品。
概要
[編集]『月刊フラワーズ』(小学館)にて、2007年3月号から7月号まで連載された。「鶴の恩返し」と「天女の羽衣伝説」を融合させたような作品。
作者にとっては初連載作品。単行本は全1巻が刊行されている。
あらすじ
[編集]ある日、橋に引っかかっていた一羽の白鳥を助けた陽一。その夜、陽一の元を見知らぬ美女が訪れる。女に免疫のなかった陽一は戸惑うが、「自分はあなたに助けてもらった白鳥だ」という彼女と成り行きで一緒に暮らすことになる。
登場人物
[編集]- 布施 陽一(ふせ よういち)
- 平凡で冴えない貧乏学生。自分で設計した橋を造ることが夢。当初は戸惑うものの、美しく優しい美羽に癒され、徐々に彼女の愛を受け入れるようになる。
- 美羽(みわ)
- 陽一が助けた白鳥の化身。以来陽一を一途に思う。純情で丁寧な女性。織物が得意。“羽衣”と呼ばれるストールのようなものを身に着けている。
- 沓澤 友麻(くつざわ ゆうま)
- 陽一の友達。向かいのマンションに住む。母親が有名なニット作家で、自身も得意。幼い頃に父親が他の女性と出て行った過去を持ち、傷ついた母親を励ますべくニットを始めた。
- 糸織(しおり)
- 陽一の幼なじみ。ネットショップを立ち上げ、沓澤が作ったニット作品を販売している。豪快な性格で陽一や沓澤からはボスと呼ばれている。
書誌情報
[編集]- 小玉ユキ『羽衣ミシン』
- 小学館〈フラワーコミックス〉、2007年8月24日発売、ISBN 978-4091311948
- 小玉ユキ『羽衣ミシン』
- 小学館文庫、2013年4月13日発売、ISBN 978-4091910608。「羽衣ミシン」および「マンゴーの涙」「白い花の刺繍」「Kakigori」を収録[1]。
脚注
[編集]- ^ “羽衣ミシン | 小玉ユキ”. 小学館コミック. 2024年3月16日閲覧。