羊崎文移
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羊崎 文移(ようざき ふみい、1973年3月8日 - 、本名・竹野文敏)は神奈川県出身の男性同人作家。
略歴
[編集]著作活動として今日の話題社から漫画が複数出版されている[1]。2007年ごろからの創作活動は、文章によるドラマデータ集などを中心としたものになっている。自著『「七人の刑事」を探して』『「ダイヤル110番」元祖刑事ドラマ』において、現存していない七人の刑事の映像が、どこかに存在しているのではないかと主張し、その映像公開と放送再開を求めていた。その後、当時の関係者の善意の協力により「七人の刑事を探して」改訂増補を出版。改訂版はムック本でも引用され[2]。考える人にて山田太一の評論も受ける事になる[3]。評論内の「これは限られた人だけが享受できる詩なのだ」という記述は連載をまとめた単行本「月日の残像」を書評した荒川洋治も引用した[4]。
著作
[編集]- 王都物語(漫画、今日の話題社、2004年)
- 暗闇の用心棒(漫画、今日の話題社、2004年)
- 王都物語2(漫画、今日の話題社、2005年)
- 異郷秘話(漫画、今日の話題社、2005年)
- 王都物語3(漫画、今日の話題社、2005年)
- 「七人の刑事」を探して1961-1998(文章、今日の話題社、2006年)
- 兵器カノンを唄う(クレイアート、漫画、今日の話題社、2007年)
- 「ダイヤル110番」元祖刑事ドラマ1957-1964(文章、今日の話題社、2007年)
- 「特別機動捜査隊」物語の検証1961-1977(文章、今日の話題社、2009年)日本図書館協会選定図書[5]
出典
[編集]- ^ 今日の話題社・書籍分類・その他
- ^ 田中稲、歯黒猛夫、吉松正人 『男泣き!刑事ドラマ天国 : 犯罪捜査のことはすべてテレビで学んだ!!』 ミリオン出版、2012年、120頁-127頁、ISBN 978-4813021711
- ^ 山田太一 『考える人』 新潮社、2010年秋号および単行本『月日の残像』 新潮社、2013年、183頁-186頁、ISBN 978-4103606086
- ^ 荒川洋治 「全体のための印象」『波』 新潮社、2014年1月号
- ^ 「週刊読書人」2009年9月11日号 日本図書館協会選定図書週報
外部リンク
[編集]- 羊崎文移、改めて文之助(本人ブログ)
- 羊崎文移(旧名)@療養中連絡用 (@yozakifumii02) - X(旧Twitter)