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置始女王 (孝謙朝 - 光仁朝)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

置始女王(おきそめじょおう/おきそめのおおきみ、生年不明 - 宝亀7年7月2日(776年7月21日))は、奈良時代日本皇族。系譜は不明。位階従四位下

経歴

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孝謙朝天平勝宝3年(751年)正月、従五位下から正五位下へ昇叙する[1]

その後、淳仁朝天平宝字5年(761年)、置始王という皇族が、无位から従四位下に昇叙するという記事があるのだが[2]、上記および下記の記事より正五位下から正五位上の誤りではないか、とされている。

それからしばらくたち、光仁朝宝亀5年(774年)正月に正五位上から従四位下を授けられる[3]。宝亀7年(776年)7月、卒す[4]

官歴

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続日本紀』による。

脚注

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  1. ^ 『続日本紀』巻第十八、孝謙天皇 天平勝宝3年正月25日条
  2. ^ 『続日本紀』巻第二十三、廃帝 淳仁天皇 天平宝字5年正月2日条
  3. ^ 『続日本紀』巻第三十三、光仁天皇 宝亀5年正月11日条
  4. ^ 『続日本紀』巻第三十四、光仁天皇 宝亀7年7月2日条

参考文献

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  • 『続日本紀』3新日本古典文学大系14 岩波書店、1992年
  • 『続日本紀』4 新日本古典文学大系15 岩波書店、1995年
  • 『続日本紀』5 新日本古典文学大系16 岩波書店、1998年
  • 宇治谷孟訳『続日本紀 (中)・(下)』講談社学術文庫、1992年、1995年